ありえない競売による貢献事例 ★結論:「情けは人のためならず」
★結論:「情けは人のためならず」
立ち退かずに家族が住み続けることができ、とても感謝されました。(しかし本当にまれな事例です)
「経緯」
◼︎私のお客様がバブル時 5,000 万円超えで購入したマンションを競売入札から70%OFFという破格値によって落札しました。
そして私が交渉役を任され、○○市のH氏の住むマンションへ出向きました。
私はこのような競売の交渉役は何度も行っておりますが、何度あっても慣れることはありません。理由は相手を知らないからです。どんなおっかないオヤジが出てくるとも限らないからです。また相手も初めてのことですから、交渉役(私)を警戒します。
◼︎夕食時、マンションのインターホンを押して自己紹介をすると、チェーンロックがかかったままドアが少し開きました。
「あの〜裁判所の手続き件で今後について相談に参りました」というと、相手のHさんの妻と思われる女性はなかなか自宅の中に入れてくれませんでした。
本来、ローン支払いができない訳ですから強引に実行するところですが、一様私は下手にでて話を続けました。
◼︎ちょっと専門的な話をします。
本来競売による立ち退きは、移転先の選定から引っ越しの手配までを立ち退く本人がおこなうことが当然のルールです。
競売は落札終了後、半年以内に裁判所に引き渡し命令手続きを出せば、強制立ち退きになります。
しかし私は直ぐに引き渡し命令を申請することはせず、いつも任意で話し合い、相手の立場にたって対処することをもっとうとしております。
◼︎Hさんの奥様との玄関での交渉後、なんとかマンション内に入ることができると、今後の流れにについて一通り説明し、引っ越しの時期をさぐりました、当然賃貸への移転の話が主です。
Hさんの妻が身上話しを話し出しました。
Hさんの妻の話しから、旦那さんは健康上の理由から現在の自治体(市)から出ることが出来ないとのこと。この街に住むことを条件に高額医療費の負担を免除されているのでした。
さらに話しを聞いてゆくと衝撃の事実が分かりました。それは、二人は離婚していたのです。
詳しい理由は割愛しますが書面上離婚のうえ、共同生活をしていたのです。
◼︎自画自賛ではありますが、私はこれまでの競売交渉役では、出来る限り本人の相談を受けて上げ、可能な限り交渉を受けて来ました。
この時も、私の豊富な経験と知恵のシグナルが緊急事態を告げていました。
二人が離婚している=他人であるため、可能性の光が見えてきました!
それは、女性にこの競売物件を転売することでした。
ここからが私の真骨頂です。直ぐに金融機関と交渉役後、簡単ではありませんでしたが、女性に対して依頼主希望の売買金額で住宅ローン契約を結ぶことに成功しました。
◼︎多額の借金が、約3分の1となり、近隣賃貸家賃よりも安い毎月可能な返済額にすることが出来ました。女性にも、そして旦那さんにも心から感謝された、約15年前の記憶です。
引っ越しや新しい住居を見つける手間も無くなり、ご近所にも何も変わらずの状況になり正に三方良しの奇跡的な契約成功事例でした。
◻︎私の信念の一つである、「情けは人のためならず」
全ては自分のためなのです。
私のワクワクは、住宅に関する専門家でも考えつかない法律以外の知恵と工夫を通じ、人の役に立つことです。
しかし、これは本当にまれな事例ですから、変に勘違いは禁物ですよ!(2015年6月執筆)
住宅関連の誰にも相談できない問題でお悩みの方がありましたら、まずカーディナルハウスまでご相談下さい。相談費用は無料です、喫茶店等での打ち合わせの場合はお茶代だけご負担してください。
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