原油の高騰とトランプ候補
ロシアのプーチン大統領が石油の生産調整に関し言及したことで、東京など各地の取引所で原油価格が高騰したと伝えられました。株価も影響されているようですね。実にサラリとした語り口のニュースでしたが気になりました。
普通に考えたら、石油の値段が上がったらガソリン価格が上がるし、電気代が値上げされたりとロクなことはなさそうです。だいたい、悪夢の民主党政権が誕生したのだって、軽減税率廃止を謳った結果です。結局は実現しなかった「マニフェスト」の存在をはっきりと覚えています。言葉巧みに有権者をだまし、政権を取ったらしれっと裏切りました。
今回のプーチン大統領の判断が、一般の日本人にとって「良いこと」なのか「悪いことなのか」はどうなのでしょう。豊洲市場のニュースのような詳しく解説するバラエティー番組をまだ見かけていません。そんなにたくさん見ているわけじゃないのであったらごめんなさい。こちらの方が直接生活に影響しそうですので自分の頭で考えるしかなさそうだ、面倒なことになったな、と思いつつも念のため少し探してみました。
すると目を引くものがありました。2日連続で恐縮ですがトランプ氏の登場となります。ただし今度はまじめに「経済に関して」。です。アメリカの地盤、票読みに関わる記事がありました。かいつまみますと、原油価格が上がると石油が取れる地方出身のトランプ氏が選挙で有利になるかもよ。ということのようです。ただし、全体の「普通のアメリカ人」にとっては値上がりすれば困るらしい。
じゃあ日本は?となるのですが、嘉子の「妄想」では「原子力発電所が停止しているのだから、原油価格が高騰すれば電気代がハネ上がる。漁船も漁に出る時のガソリンが高いから困るのではないか。」「輸出産業の競争力が下がり国力が下がる懸念あり」となりました。専門知識がないのでちょっと自信がありませんけど今までこんなことが起きたという経験から推理してみました。だって原発が止まっていますから。一時期は産油国側が日本の足元を見て高い値段を設定し、とても困っていましたよね。ここのところ、世界的な原油安のおかげかそんな深刻な話題をきかなくなっています。
それならマスコミがロシアのせいで「自由競争が云々で」「石油が高くなったら困るよね」「どうなっちゃうんだろう」みたいな庶民の「街の声」などをニュースで大々的に取材して大騒ぎにしないのはどうしてなんでだろう。と一歩進んで考察が必要になります。民主党政権誕生後に出来た思考回路が働き、「マスコミにとってはもしかしたら注目させない方が望ましいからかしら。」とさっそく「邪推」が始まっています。
よくある評論家さんたちの解説の中には「トランプ大統領になることを実はロシアや中国が望んでいるらしい。」みたいなものがあります。どこまでが本当かはわからないけど。でもプーチン大統領が生産調整すればまわりまわってトランプ候補が喜ぶ、とすればつながっているようにも見えたりして。わからないことだらけですが、取り敢えずガソリン値上がり前に満タンにしておきましょうかね。
プーチン大統領「OPECと生産調整で協力する用意がある」
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2888299.html
OPEC減産にアメリカが喜ぶ理由 2016年10月11日(火)10時40分 キース・ジョンソン
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/10/opec-1_1.php
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