「海岸浴」で健康増進
海岸の美しい自然の中を散策したら、癒やしの効果はどのくらい?
青森県八戸市の国指定名勝・種差海岸で、市民ら16人が参加して、こんな調査が行われた。遊歩道約5キロを歩き、血圧や脈拍、ストレス度合いがわかる唾液中のアミラーゼ活性などを通して「海岸浴」の効果を客観的に検証するのが狙いで、ほぼ全員が散策後に血圧が下がる結果が出た。
調査は、八戸大人間健康学部の熊谷晶子教授が同海岸ボランティアガイドクラブと協力して行った。7月にも同様の調査を学生約30人を対象に行い、今回は20〜80歳代の幅広い年齢層で調べた。
種差海岸は、来春には三陸復興国立公園に指定される見込み。調査を提案したボランティアガイドの石津正広さん(67)は「海の景色だけでなく、波の音や鳥の鳴き声など五感をフルに使ってリフレッシュできる。より多くの人が遊歩道を歩いてみるきっかけになればいい」と話していた。
明治時代の質素な食事内容とは?
宮沢賢治「雨ニモマケズ」から分かる、明治時代の質素な食事内容とは?
「文学に見る、明治期日本の質素な『食』事情」では、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を取り上げ、明治時代の日本の食生活を紹介。この文中に登場する「一日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ」というくだりについて解説している。
ご飯4合は、女性用の茶わんで8膳ほどにあたる。ご飯の量としては多いように感じるが、当時の日本は少しのおかずや漬物で大量の米を食べるという食事内容が一般的。宮沢賢治が生きた明治〜昭和初期の食事情では、「4合」は控えめな量で質素であったという。
当時の日本陸軍の食事規定は、主食は1人1日6合の麦飯が基本。副食として朝食は汁物と漬物、昼食・夕食は肉や魚を含んだ少量のおかず一品が付く。しかし「雨ニモマケズ」では、副食に肉・魚はなく、3食とも汁物か漬物程度。現代とは違い肉体労働が日常的である環境で、この食事内容は粗食の極みと言えるという。
携帯使用で脳腫瘍?
イタリア最高裁が労災と認める
イタリアの最高裁は18日までに、仕事で携帯電話を長時間使用したことが脳腫瘍の発症につながったとの
北部に住む男性(60)の訴えを認め、全国労働災害保険協会に 労災保険の支払いを命じる判決を下した。
同国メディアが報じた。
訴えによると、男性は2002年までの12年間に仕事で1日5〜6時間、携帯電話やコードレス電話を
耳に当てて使い続けた結果、頭部左側に良性の腫瘍ができ、手術を 受けた。
判決は、長年にわたる携帯電話使用と脳腫瘍発症の因果関係を示したスウェーデンの学者らの
研究結果について「信頼性が高い」と認定。携帯電話の使用は腫瘍の「少なく とも原因の一つと言える」
とした。
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20121019-1034493.html
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