人生すべては、「捨てて歩け」
鳴かぬなら それもまたよし ほととぎす
財産も名誉も 一時の稲光りあとに残るはユメの タメ息
寝食を忘れ、必死で求めた 財、名誉、地位、一切は、
空にひらめく電光、一瞬の輝き、最期は皆、力にならぬ。
秀吉ほどの成功者も、臨終に 「夢のまた夢」 と嘆いたそうです。
山あれば 山を観る
雨の日は 雨を聴く
春夏秋冬 あしたも よろし ゆうべも よろし
(山頭火)
人生すべては、 「無」 そして、 「捨てて歩け」 でした。
現在、とらわれ、こだわりの心 で苦しんでいる人はいませんか ? 捨ててみませんか。
道の上にある黒い石を踏むな
昔の人の教えに 「道の上にある黒い石を踏むな」と
いうものがある。遠くの目標は見なくても決まっている。
下を見て、地面の黒い石を踏まぬようにこまやかに観察し、一歩一歩堅実に歩め、という教えである。長い階段を登る時も頂上を見ながら登ると、「まだか、まだか」と思い、それだけで疲れてしまう。一番理想的な登り方は、目は一段上だけを見て、腰は低く 前に全体重をかけて登っていくと自然と頭は下がり 何十段の石段も自然に登ることが
できる。逆に石段を下りるときは、体重を後ろにかけ、
ふんぞりかえるようにすると楽に下りることができる。
生き方も同じである。頂上ばかり見ている人は、頭だけ高く、ふんぞり返っている。足元だけを見ながら、一歩一歩着実に進んでいく人は、頭が低く、自然と高い所へと登っている。威張ったように大きくふんぞり返り、人をアゴで使うような人は、下り坂を歩む一方である。目的ばかりを追った 「一生懸命」 では、ふんぞり返るだけで足元がおぼつかなく、中々上へと進まない。一歩ずつ確実に進むには 「 一所懸命 」これが大切である。
幸福になる方法
決して多くを求めず、あるがままに満足する喜びを知る事すなわち、次から次へと欲望を膨らませず 足るを 知る(満足する) 心を持つことが大切である。
足るを知っている人は豊かで幸せであり、身も心もおだやかである。
不知足の人、つまり足るを知らない人は、つねに不満が絶えない。
欲望は はてしなくふくらむもので、きりがなく、自分は不幸だと思いがちである。
五知足
「吾(われ)唯(ただ)足(た)るを 知る」
地位も名誉も財産もあまり欲張らず、今ある状態を常に感謝して日々を過ごせという教理。
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