青森「10市大祭典」、9月21日から3日間
青森、八戸、弘前など県内10市の祭りと食が一堂に会する「あおもり10市(とし)大祭典」が9月21日から3日間、八戸市役所前市民広場をメーン会場に開かれる。東日本大震災からの復興をPRし、落ち込んだ観光需要を喚起するのが狙い。青森市で昨年初めて開かれ、2日間で約8万4千人の来場者があったという。
21日は前夜祭として、青森ねぶたや五所川原立佞武多、弘前ねぷた、八戸三社大祭、黒石こけし灯籠(とうろう)などの山車が市民広場に勢ぞろいし、山車点灯式とおはやしがある。22、23の両日は青森ねぶたや田名部まつりのはやしなどが披露される「お祭ステージ」のほか中心街を山車が練り歩く「祭パレード」もある。
また八戸せんべい汁や十和田バラ焼き、みそカレー牛乳ラーメン、黒石つゆ焼きそばなど10市のご当地グルメが味わえる「10市屋台村・青森お土産市場」も22、23日に開設される。
祭パレードに伴い、市役所周辺と中心街で交通規制が行われる。実行委事務局の八戸市観光課は公共交通機関か、馬淵川沿いに設置される臨時駐車場からの無料シャトルバスの利用を呼びかけている。問い合わせは同課(0178・46・4040)へ。
レンズの目
運動会で、ビデオカメラでわが子を撮る親がいるけどね。」
「ええ、私も場所取りできないで、家内に怒られた……。」
「自分の子供が競争している時に、わが子のゴールの瞬間を必死に撮影してるんだよ。」
「そりゃそうですよ」
「でもね、思い出してごらんよ。自分がかけっこでゴールした時、まっ先に見るのは親の顔なんだ。」
私は小学校の運動会の自分を思い出した。確かに「よくがんばったね」という親の顔が、そこにはあった。
「ところが今は、一生懸命走ってゴールした時に、親の顔を見ようとしたら、そこにあるのは無機質なレンズなんだ。子供の心が少しだけど、大きくなるのは、その時に親と目を合わせる、アイコンタクトができるからだと思うんだよ。」
本当にそうだと思った。レンズに「よくがんばったね」という表情はない。
自分の子供の時だけは他の人にカメラを頼めばいいんだよ。
一人でも多くの方が、モニターやレンズ越しでない、自分の目で子供達の精一杯を見てあげてくれればと思う。
おかげさまで
久しぶりに会った人に「やあ、元気だった?」と聞かれたら何と答えるだろう。
「はい」とだけ答えてはいけない。
日本人は「はい、おかげさまで」って答えるんです。
私が元気である要因の一つに、ひょっとしたらあなたのおかげがあるかもしれない。言われてみりゃ、そりゃ、そうでしょう。
相手が近所のおばさんだったとします。ずっと前にそのおばさんが母親に「子供には、いろいろなものを食べさせてあげなよ」と言ってくれたおかげで、あなたの健康体の基礎ができたかもしれないのだ。
そして………驚くなかれ!そのおばさんが近所で、あなたの悪口を散々言いふらさなかったというおかげもある。もし悪口を言われていたら、あなたはきっとノイローゼになって、とても元気どころではなかったろう。 だから「はい、おかげさまで」って言うんです。
ちなみに「おかげ」というのは“今の自分にとっていい影響”のことを言い、“今の自分にとって悪い影響”のことを「○○のせいで」と言います。
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