2013/10/08 8:56:01
“寂聴節”参拝者和ます
東北最古の名刹(めいさつ)として知られる二戸市浄法寺町の天台寺(菅野澄順住職)で6日、秋の例大祭が開かれた。同寺名誉住職の瀬戸内寂聴さん(91)が恒例の青空法話を行い、ユーモアと人間味あふれる寂聴節≠ナ参拝した約2千人(主催者発表)の心を和ませた。
寂聴さんは、生まれる前から人の寿命は既に定められているとする「定命(じょうみょう)」という仏教用語を紹介。「人間はいつか死ぬが、自ら命を絶つことだけはやめてほしい。一日一日を精いっぱい生きていきましょう」と優しく語り掛けた。
また、「いくつになっても人を愛することはいいこと。愛情を出し惜しみせず生きることが大切」と説いた。
同寺の本堂と仁王門は今年中に323年ぶりの大改修に入る。青空法話は4年間と見込まれる改修期間中も続けられる予定だが、寺側は開催日程は未定としている。
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