新大久保、イスラム横町の大衆食堂『ナスコ・フードコート』
あけましておめでとうございます!
しばらくご無沙汰してたビリヤニ日記ですが、決して飽きてしまったわけではありません。今日紹介するのは新大久保の通称「イスラム横町」にあるナスコ・フードコートです!
このあたりはモスクをはじめ、ハラールフードショップ(※1)、ハラールレストランなどが立ち並び、「イスラム横町」と呼ばれています。
路地はアジアや中東、アフリカから来たイスラム教徒の人々でにぎわっていて、異国情緒を醸し出しています。
↑お店の外観
食堂の隣は輸入食材店の「グリーン・ナスコ」。ドネルケバブやケバブ丼もテイクアウトできます。ちなみにナスコはインド人のお店だそうです。
メニューはたったこれだけ。ビリヤニ4種とクスクス2種、それに店頭で売ってる焼き鳥のみ。ドリンクはオレンジジュースとグァバジュース(どちらも甘い!)。お酒がないのはイスラム教徒のお店だからだと思います。
一番高い品で1000円。商売っ気は驚くほどありません。店員さんはニコリともしないし、呼ばないと注文もなかなか取りに来てくれません。(ただし何度か通って顔を覚えてもらうと少しだけ笑ってくれます)
厨房でコックさんがエキゾチックなメロディーの鼻歌を歌っているのが聞こえてきます。
すっきりした店内。テーブルが汚れてたら自分で拭きましょう。
入り口の引き戸もすぐに開いてしまうので、気になる人は自分で閉めに行ったほうが早いです。店員さんに頼んだら閉めてくれますが、どうせまた開きます。
チキンビリヤニ。ライタ(右上のヨーグルトサラダ)はもちろん、おかわり自由。
ライスを掘り返すと、大きなチキンがごろんと入っています。
こちらのビリヤニは今まで紹介したどのビリヤニよりも具がないのですが、しっかりスパイスを使っていて、かなり本格的な味になっています。バスマティライスのふわっとした食感と香り、ほろほろと崩れるチキンがとってもおいしいです。それに結構辛い。
こちらはサカナ・ビリヤニ。掘り返すとサカナが出てきます。
もう一つのメニュー、クスクス(※2)。下の写真は野菜クスクスです。野菜スープで炊いたクスクスの上にざっくり切ったニンジン、なす、ブロッコリー、キャベツなどが乗っています。付け合わせのスパイシーなスープやサラダと一緒に食べるとおいしさ倍増です!
これも野菜クスクス。毎回具も量も違うみたい。
チキンクスクスは野菜クスクスに大きなチキンが乗ってます。付け合わせのスープにもチキンが一つ付いています。100円しか違わないので、食べられる人はチキンクスクスを頼んだ方が得かもしれません。
スモーキーでスパイシーな焼き鳥。ビール片手に外で食べてる人もいます。店内で注文すると150円、店頭だと100円。
食材店のほうではアフリカ食材も販売しています。帰りに「バンクー・ミックス」というトウモロコシ粉を発酵させたアフリカ料理の材料を買いました!
※1.「ハラールフード」はイスラムの法律にのっとって処理された食品のこと。
※2.「クスクス」はデュラム小麦から作られた粒状のパスタ。
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