2009/06/19 17:49:28

風の余話

先に、200年住宅推進の件を書いた。日本の住宅の寿命が30年といわれているのを欧米並みにするという政府の施策がスタートした件である。
しかし、山間の集落を歩いていると、築200年以上と思われるがっちりとした堅牢な造りの古民家が連なっているのを見る。中に入って見せていただくと黒光りした太い大黒柱があり、太い梁がある。現在の一般住宅なら何軒できるだろうかと考えてしまう。昔の人は家は何代にも渡って住まい続けるという考えがあったという事である。
読売文学賞受賞作の高田宏「木に会う」にあるが、明治政府以前、森は、山は村人皆のものであった。山の恵みは、水、茸、木の実、高木、低木、枯れ枝、下草、落ち葉は堆肥、動物、植物等々森は人々の暮らしと結びついていた。村人の家は順番に山に入り木を切り出して協同して家を建てた。皆平等であった。山は神のものであり皆のものであるという。(言うまでも無いが組織宗教の神ではない。別)
家は長く住まうという考えが、自然を大切にする、環境を破壊しない、という考え方を自然と育み身についていた。

家の造り一つ取っても、我々は昔の人に学ぶ事が沢山有る。





会社概要

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(有)松原宅建事務所
免許番号
群馬県知事免許(7)0005521
代表者
松原 勝次
所在地
3700852
群馬県高崎市中居町3丁目20−2
TEL
代表:027-352-0253
FAX
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年末年始
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