風の余話
福寿草の群生
先週末、藤岡市郊外鮎川渓谷沿いの日野谷最奥の赤久縄地区を取材。福寿草の群落を発見。標高1000メートル程の集落にも春が訪れていた。
更に降って甘楽町郊外の秋畑地区に入る。「ちいじがき」の里である。段々畑の土留めに小さな石を積んで耕作しているのでこの名が付いた。この石は川原から運び上げたのではなく、もともと畑に有った石であるという。耕作しながら出てきた石群を、長年にわたり積み上げたものである。当に「土牛石田を耕す」の世界。気の遠くなるような根気のいる作業の積み重ねの結果である。昔の人は辛抱強く、根気強かった。苦労が偲ばれると共に努力に敬服した。
ジャガイモの植え付けをしていた。平地より少し早い植え付けである。
風の余話
ニュージーランドの地震のニュースは、向学心に燃えた若い人達が被災されたということで心が痛む。無事を祈るばかりである。
月初より取り組んでいた仕事が一段落。
自社物件アパートの空き室が春の移動シーズンで2部屋でた。ハウスクリーニングは終わったが、1部屋トイレのウオシュレット化リフォームを残している。工事を至急完了させたい。空き室対策は業者は勿論、オーナー様も頭の痛い問題である。特に老朽化の進んだ物件は、知恵を絞って、他物件との有意差を出しPRしないと中々入居者が決まらない時代。
風の余話
今朝は天気も良かったので、予てから朝の斜光線の中で撮影したかった場所へ取材に出かけた。目的物を撮影後、近くの梅林の梅が数本8分咲きとなっているのを発見。もう春は近い。
第6回玉村町自主企画映画上映会に妻と出かける。上映作品は「川の底からこんにちは」石井裕也監督作品である。2010年キネマ旬報ベストテン第5位、2010年映画芸術ベストテン第6位という。
主人公佐和子は田舎から彼氏と駆け落ちして上京。その後平凡な、怠惰な日常生活を5年間過ごし、病に倒れ病床にある父親を見舞いに故郷に戻る。成り行きから父親が経営している小さなしじみ工場の後継者となる。コミカルな人間模様の中でもまれながら自分を取り戻し、何の才能も無い「中の下」の自分には頑張るしかない。ということで力強く生きていくことを決意する主人公であった。
自分も大した才能も無いので兎に角前向きに頑張るしかない。妙に納得した。