風の余話
昨夜は県民会館で日本生命セミナー参加。講師は尾木直樹先生で子供の教育の話。東京大学が秋入学を行うということの背景を解説。日本の教育が世界のグローバル化の波に乗り遅れて久しいこと、対応できていないことを危機感を持って話された。日本の大企業に就職試験を勝ち抜いて採用されるのは海外からの留学生が大半であるという。自国の母国語が堪能なのは勿論、更に日本語が出来て、意欲的で目が輝いているという。(相撲界と同じことが教育界でも起こっているということか。)
日本の大学生が就職難ということであるが、就職先はあっても外国からの留学生との競争に負けてしまっている面もあるようだ。文部科学省は企業が求めている人材を、日本人学生を育てて来なかったのではないかということを感じた。学生の責任ばかりではない。
受験勉強だけの勉強ができる学生を育てることでは世界から取り残されるということは40年ほど前から指摘されていたという。日本の教育界、教育行政の問題を知ることが出来たが、反面世界から取り残されていくばかりということで、悲しくなった。この国はどうなってしまうのか?
日本は資源が無い国。教育で人材を育てて国を豊かにするしかない。
教育改革に尾木先生には御尽力いただき活躍していただきたいと願う。
風の余話
水利組合に出かけた。下水道が無い地区なので、合併浄化槽の放流承認願い、意見書交付申請が必要である。その手数料がそれぞれ5,000円、3,000円と申請者には負担である。少し高い気もするのだが....。
今日は曇りであったが、朝の気温は高かった。散歩コースの烏川河川敷緑地には、川原の茂みの中から「ケンケーン」と雉の甲高い泣き声や、鶯の初啼きを聞いた。又、川岸の柳も薄緑色に染まり始め、春を感じた朝の散歩であった。
風の余話
来客あり。打合せ。現地調査等の日常業務。
夕方より同窓会有志の旅行打合せ。東京スカイツリー見学を兼ねたコースの設定となる。
先日近所の古本屋に出かけた。大変珍しい本が目に留まった。早速購入。上毛新聞社発行大利根同志会編「こう(日偏に広)野に消えた青春」副題「満蒙開拓青少年義勇軍群馬根岸中隊」である。満蒙開拓団の話は種々著作が有ったり、テレビドラマになったりで周知のことである。しかし、このような15歳前後の子供達の話はこの著作で始めて知った。国策で募集された総数86,530名の少年達が全国から集められ「第2の屯田兵」「昭和の白虎隊」と当時は褒め称えられたという。その中の、群馬隊の人々の記録の書である。厳しい自然環境と戦いながらの苦難の開拓の日々が描かれている。
私も勉強不足でこのような先人の苦労をはじめて知った。多くの人にこの本が読まれると良いと思った。