2012/08/31 8:00:44
風の余話
昨日は西上州の過疎化山村にある神社の鳥居竣工祭に招かれ参列した。この神社は、今現在、ゴルフ場になっている所に、以前高い山の山頂に村社として鎮守してあった。山は削られゴルフ場になってしまったため、現在の場所に移設されていた。時を経て、村は過疎となり、現在村は3世帯4人となってしまった。いずれも高齢者であり、神社は荒廃したままになっていた。東京在住の神官がたまたまこの村を通り、道に迷っていた時、村人に道を尋ね、又、暖かい湯茶の接待を受けた。その、恩返しに、先の荒廃した村社の再興をしてくれたという。神社の屋根を修復し、新しく鳥居を建て、その竣工式と言うことだ。
真新しい檜の柱は、もう一人の若い神官とその弟さんが手堀で深さ1メートル余深く掘り下げた穴の中に、二人で苦労して立てたという。
昨夜、古くからの親交のある老後夫妻から電話があり、記念に写真を撮るよう依頼されたわけである。
なにやら、弘法大師伝説のような話で感動した。二人の神官が来て心のこもった、厳粛な神事を執り行ってくれた。村人、私も大変感銘を受けた。感謝。