2013/11/17 7:20:11

風の余話

 昨日、俳人金子兜太氏の講演会を聴講。氏1919年(大正8年)生まれの94歳。現代俳句会の第一人者である。最近、写真家江成常夫しの「鬼哭の島」の中に氏のトラック島での戦争体験記事を読んでいたので、今回の講演を楽しみにしていた。 94歳とは思えない兎に角元気な人。現在のニュースから考えさせられること、戦時中の従軍体験等を1時間半ほど話された。


 アメリカの無人飛行機がパキスタンでアルカイダ掃討作戦で使用され、民間人を多数殺傷した。その操縦は遠く離れたアメリカ本土で行われている現実。ロボット兵器が登場し、原子力も武器化し兵器となり人間を無差別に殺傷する。科学技術が武器化する時代。これを防ぐには、「人間の心」しかない。これが最強の平和の防御壁(力)となる。日本人は技術的に優秀な民族。武器製造能力優れている。これが輸出されていても鈍感である。これを防ぐにはやはり「心」しかないと説いていた。


 現国会で審議中の「特定機密保護法案」については、昭和の15年戦争の時代の治安維持法(大正14年制定、昭和3年改定)、国家総動員法の時代が蘇る。言論の自由が抑圧される時代が来るのではと危惧しておられた。この時代俳人も弾圧された。弾圧された川柳作家鶴あきらの「手と足をもいで丸太にしてかえし」が紹介された。


 関連して、道徳教育に国の関与が強まることについては「教師の人格」こそ大切。人格の優れた教師を見て生徒は育つものと話されていた。






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