2014/04/08 15:36:42
風の余話
昨日は小学校の入学式。お客さんの奥様が御子息の入学式を終えて、義母さんと三人で事務所の前を通った。声をかけ、当社の事務所前の満開となった御殿場桜盆栽の前で記念撮影をした。大変喜ばれ感激された。今日、プリントして写真を届けた。趣味の写真が役たち、喜ばれてありがたい。
今年は読書を意識して取り組んでいる。今月は佐藤春夫の「田園の憂鬱」「西班牙犬のいる家」「お絹とその兄弟」詩集「殉情詩集」と読み進んできた。
「田園の憂鬱」初期の作品である。物語性は特に無く、若い夫婦が田舎暮らしを始めたことを題材にしているのだが、情景描写、心理描写が上手で、繊細で、それだけで一編の小説が出来上がっている。
殉情詩集をはじめとする佐藤春夫の詩は岩波文庫版で若い時代にはよく読んだ。「さんまのうた」「ゆうづつをみて」等いまでも諳んじることができる詩がある。青春の詩であり、今の若い人々に読んで欲しい詩集の一つである。