2015/04/10 14:59:58
風の余話
昨日、仕事で車を走らせ物件調査に出た。相馬ヶ原自衛隊演習場内の桜がちょうど満開であった。今年は各地とも開花は早かったが、その後は連日冷え込む日が続き花が長持ちしている。
天皇陛下が南方のパラオ、ぺリリュー島に先の大戦による戦没者の慰霊の旅をなされた。ぺリリュー島では1万人の日本兵が犠牲となった。遺骨の収集も進んでない状況である。祖国に帰りたくても帰れないで泣いている。まさに「鬼哭の島」である。写真家江成常夫氏の写真集「鬼哭の島」を見た時の衝撃を思い出した。陛下の思いが重なってくる。ご高齢で体調もすぐれない中の慰霊の旅には頭が下がる。平和を誰よりも願い、祈っていることと推察してテレビ映像を見ていた。