2015/06/16 17:56:01
風の余話
仕事で安中市郊外へ。
途中「緑の大地」と刻まれた石碑を遠方より見る。東邦亜鉛安中公害訴訟の記念碑で知られている。緑の林の中に静かにたたづんでいた。時間が無かったので、近くによって見られなかったのが残念。再訪したい。
仕事の後、知人の案内で養蚕農家を見に行ったが、あいにく、農家のご主人、家族とも不在でお話を聞けなかった。周辺の桑畑を見て回った。春蚕が終わり、桑の木を切った切り株が沢山あった。更に、夏蚕用にとってあるのか緑美しく生い茂った桑の木があった。養蚕が衰退して養蚕農家減少してきたが、僅かに残った人が細々と営んでいる。
現在、富岡製糸場が世界遺産に登録され大変な人気であり、お土産用の絹製品が好評で繭の生産が追いつかない為、養蚕農家を募集している話も聞いている。養蚕技術の伝承も今なら未だ古老も存命で、若い後継希望者に技術指導もできる。案内してくれた知人も養蚕技術を保持しているという。
若い人で養蚕農家を志す人がいずれ出てくることを願う。養蚕農家の仕事も厳しいものがあるので、それを乗り越えられるだけの魅力(経済的なものはもちろん。子育てをしていけるだけの収入が見込めること大切)、夢を掴んで、養蚕群馬が復活することを願いながら桑畑群を見て回った。