風の余話
戦争法案(安全保障関連法案)が成立した。戦前、軍部が暴走した「満州事変勃発」同じ日になり因縁を感じ不吉な予感。
今回、連日の雨ということもあり、テレビの国会中継を今までで一番見た。NHKもテレビ討論で山本太郎氏に中継するよう指摘を受けたこともあったのであろう。衆議院では強行採決の場面を中継しなかったのに、世論を恐れたのであろう。良く中継していた。おかげで良く討論を聞くことができた。
討論を聞いて、説得力ある演説した議員は、福山氏、大塚氏、福島氏、枝野氏、小西氏、志岐氏は知識もあり、理路整然としており、熱意も伝わってきた。続いて山本太郎氏は言いにくいことを歯に衣着せず発言していた。
与党議員は自分の言葉で発言していないので気持ちが伝わらない。おそらく、自分でも言っていることに自信がないのではないか?言わされている?与党議員のなかに、特に要職に就いている人々の中に、弁護士、東大法学部を出た人等々法律の専門家も多い。彼らも心の奥では、好ましくない法案であると考えているのではないか?それが言い出せない空気がある?
判ったことはことは、アベ首相が憲法と、憲法の理念をほとんど理解していないということ、おそらく勉強しなかったのではないか?という疑念を強く感じた。立憲主義、平和主義、民主主義、についてである。そして、日本の歴史についても。
アベ首相は裸の王様(首相)であると感じた。誰も逆らえない空気が与党の中にあるということだろう。国会議員は一人一人を見れば立派な人多いのに残念に思う。
風の余話
消費税10%になった時の軽減税分の取扱の関係でマイナンバーが話題になった。それまであまり関心のなかった人々もマイナンバーについて関心を持ち考えるようになったことであろう。
マイナンバーの通知カードは10月から国民全員に届き始めるというからもう直ぐである。12桁の番号が付与され、通知される。
又、マイナンバー通知の際、個人番号カード申請書が同封されるという。こちらは任意性である。これを交付申請し取得すると、顔写真も貼られるので、印鑑登録証になったり、図書館カード、コンビニでの証明書交付が可能になるという(市町村による)
この番号は生涯を通じて利用するので原則変更されない。大切に保管しておく必要がある。
しかし、高齢者は、大切に保管して置くことはできるが、今度は保管したところを忘れてしまうということがある。(自分もそうであるが)
いずれにしろ、政府はもっと広報活動して、国民に周知徹底を図る努力をすべきである。
風の余話
今回の台風の大雨は当地でも脅威を感じる程であった。隣県の栃木県、茨城県では鬼怒川の堤防が決壊し、家屋が流され、行方不明者も多数出るという大災害となった。信じられないような大雨災害である。水曜日の夕方、雨の中、所用で出かけた前橋市。市内を流れる利根川の猛烈な勢いの濁流を見た時の恐怖感が蘇る。この利根川が氾濫したらと思いながら車を走らせていたのである。水の勢いは恐怖である。被災地の水が早く引き、人々に平穏な日常が戻るよう祈る朝である。
この大雨で福島第1原発の放射能汚染水タンクが土砂崩れで崩壊しないか、放射能汚染水は海に流失しているのでは?と心配しながら雨の速く上がることを祈って空の雨雲を眺めていた。今朝の東京新聞インターネット版ニュースではやはり心配していた通り、放射能汚染水は大雨のため、処理しきれずに大量に海に流失していると報じられていた。しかも、高濃度汚染水がである。恐ろしいことである。手の打ちようが無いのか?コントロールされているわけでわないのか?