2015/09/29 19:16:26
風の余話
昨日は、東京銀座ニコンサロンに「英伸三先生の「文革の残影ー中国を江南の古鎮を訪ね歩くー」を見に出かけた。
中国の文化大革命は中国社会に大きな混乱を招いたことは周知のとおりである。その混乱の嵐が収まり社会が安定に向かって現在に中国社会の発展となっているが、未だ、各地に毛沢東の、文革の残影が残されていることを記録している作品。
人々が混乱を乗り越えて、現在、たくましく日々の営みを続けている姿、余暇に麻雀、そして、早朝の公園で太極拳を楽しんだり、ダンスを楽しんでいる多勢の人々の姿が美しい光の中に浮かび上がって写し出されていた。生命力を感じた。
画面構成では、光の扱いがさすがに上手い。そして、典型人物の配置が絶妙で、写っている場所の雰囲気がよく表現されているのには感心。大変参考になった。
英先生には珍しく、全てカラーの作品である。英先生の作品は、諧調豊かなモノクロ作品以外見たことが無いので、今回の写真展は貴重な作品展となっている。
10月6日まで開催です。
夕方、仕事の来客予定が有ったので午後4時ころには帰宅した。