風の余話
連日の猛暑である。
今朝、散歩から帰ってくると我が家の庭先から蝉の声が聞こえた。この暑さで有れば何の不思議も無い事である。蝉は地下で7年ほど過ごして地上に出て、その長い地価の暮らしから解放された喜びの歌を歌いつつげて、あっという間に地上での生活を終わる。「蝉しぐれ」のにぎやかさも蝉の一生を考えると複雑な思いである。短い夏の間思い切り鳴いてつかの間の生を謳歌してほしいものだ。
孫のために購入した「ファーブル昆虫記」を連日読んでいる。孫は虫やカエル等々が好きであるが、未だ4歳。さすがに読むのはまだ無理なので、私が代わりに読んでいる次第。
どの道にも博学の研究家が居て、本当に細かいことを熱心に観察し、研究して謎を解明してくれたことに感心している。例えば、カマキリの卵を守るために空気の断熱効果を考え?利用していることは人類よりも先か?等々。蝉の地下での生活も穴を掘っているのに、地上にモグラのように土の山がなぜできていないのかも解明されていた。いまさらながら学んでいる今日この頃。
風の余話
7月に入り連日暑さが厳しい日々。仕事に趣味にと多忙の日々。8日、9日、10日の3日間、前橋七夕まつりと紫陽花フェスティバル写真展に日本リアリズム写真集団前橋支部も参加。前橋市三河町の大竹煉瓦蔵ギャラリーにて開催中。連日会場に待機して来場者に応対している。
前橋市内を流れる広瀬川河畔沿いは「水と緑と詩の街前橋」にふさわしい情緒あふれる所である。柳の新緑が美しく、紫陽花がさらに彩を添え美しい街並みとなっている。
この河畔にある紫陽花の群落は、今回の紫陽花フェステバル写真展を企画した実行委員長小林信吾氏が4,5年前からボランティアで植え始め、毎日、早朝水やり、草むしり等管理して育ててきたものだという。話を聞いてびっくりし、世の中には偉い人がいるものとしきりに感心。
小林氏は昔日の前橋市街地の繁栄を知っているので、何とか活性化し、街中に元気を取り戻すために何ができるか常に考えているようだ。
今回、縁あってこの企画に参加し、お手伝いできたことを喜んでいる。