2017/12/06 19:13:56

風の余話

11月29日に群馬県生活協同組合連合会、群馬県消費者団体連絡会共催の福島原発被災地視察学習会バスツアーに参加する機会を得た。今回で2回目である。2年前の浪江町駅前や富岡町駅前がどのように復興しているかを確認したい思いが有った。案内人は東電原発事故避難者訴訟群馬原告団の丹治杉江氏、東電原発事故いわき市民訴訟団長の伊東達也氏。二人の熱心で懇切丁寧な説明に感謝。広野町に入ると巨大な煙突が2本見えた。火力発電所だという。原発とセットで建設された。原発は13ヶ月稼働後必ず定期点検で停止するので、その時代替えで稼働させる為。原発はCO2削減に寄与するというのは欺瞞だと説明有った。東電の造ったサッカースタジアム「Jヴィレッジ」を見る。スタジアムの時計は地震発生時刻を指して止まったまま。芝生は全て剥がされてあり、植え替えるという。富岡町に入ると、案内人の持った線量計に放射能の反応音が連続になり続ける。放射線量が異常に高まったことを知らせていた。恐怖を感じた。富岡駅前は2年前とは様変わり。復興を遂げていた。駅舎、駅前ロータリーも新設。常磐線は富岡駅まで開通したばかり。乗降客は少ない。夜の森地区に入る。富岡第2中学校体育館は卒業式の飾り付けがそのまま残され、時間が地震発生時のまま止まっている状態。周辺の住宅は帰還が許された区域になったというが、空き家ばかり。庭は枯草に覆われていた。浪江町の駅前は倒壊した商店街家屋は解体されて更地になっていた。新店舗債権の動きはない。住宅街は倒壊した家屋が未だそのまま残されている。町は帰還が許されたものの、住民の帰還率は低いという現実。帰還者は公務員と高齢者であると説明有った。双葉町、大熊町は未だ帰還困難区域である。国道6号線の両側はバリケードで封鎖された住宅、商店街が続く。国道6号線も除染したというが、線量計の異常音は異様に鳴り続け線量の高いことが分かる。バスも高速で走り抜ける。福島県は岩手県、長野県に続き全国3番目の広さである。原発事故の放射能汚染された面積はあまりに広大。住宅街、商店街、工業団地、水田、畑、森林、等々、更に海の汚染被害は甚大。この状況を自分の眼で現場を現実に見ることが出来た。多くの人にこの現実を見てほしい。







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(有)松原宅建事務所
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