アルベール・カミュ「ペスト」と小松左京「復活の日」 生物兵器
「ペスト」の表紙は黄色の無地だったので、最初の題名のページを載せます。
1957年にノーベル文学賞を授与された、フランスのアルベール・カミュさんが書いた「ペスト」という小説と、小松左京さんが書いた「復活の日」という二つの小説に興味を持ち、図書館にネット予約したところ、コロナウィルスのために3月中完全に休館になっていたのが本日貸出可というので早速借りてきました。
活字がやたら小さく読みにくいですが、頑張って読了したいと思います。
これらを借りてきたのは、コロナウィルスが中国で蔓延し始めたときの報道を見て「生物兵器」という言葉が頭をよぎったからです。
コロナウィルスが流行り始めたとき、昨年「疾風ロンド」がテレビ放映されたのを見た後だったので、コロナは「生物兵器」ではないかと連想しました。
「疾風ロンド」は推理小説家の東野圭吾さんが書いた小説ですが、日本のある研究所で禁止されていた危険な病原菌(炭そ菌)を密かに生み出した研究者が、それを野沢温泉スキー場のどこかに隠し、研究所長を脅迫し金を脅し取ろうとするが、自身が事故で死んでしまい、所長の指示で、他の研究者が、それを探しに行き発見するというストーリーですが、雪に埋もれた「炭そ菌」とコロナウィルスが、頭の中で結びついてしまったのです。
「疾風ロンド」の存在の認知は、スキー場のゴンドラの中に貼られた、映画のポスターからです。
コロナウィルスも、今までには無かった種類のものであるとの報道があったので、最初感染者が出た近くに、その種の研究所があるという報道があったので、生み出した研究者の管理が徹底せず、実験で使った動物が武漢の市場に流出して感染が広がったのではないかと想像しました。実際のところ、どんなものでしょうか。
かの国では死んだ動物を処理するのを依頼された業者が、それを廃棄せずに、換金をして市場に流出した結果、健康被害の恐れが出たとの報道も目にしているので、例え「生物兵器」ではなくても、研究者の好奇心で作り出したものが間違って世に出てしまったということも、ありうる話に思えたのです。
もしも「生物兵器」ならば、ワクチンと特効薬も同時に開発するはずだと思うので、こちらの可能性は低いのではないでしょうか。
ペストは特効薬の開発や、各国の検疫体制の確立などにより、もはや文明国においては「伝説の病」となっているようですが、コロナウィルスのワクチンの開発が待ち遠しく思えます。
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