ある物件のその後
4年くらい前に火事で焼けた(中途半端に家が残っていた)不動産の査定依頼を受けたことがありました。おまけに居住者が焼死しており5人の共有名義でその中の1人が差し押さえでその配偶者が協力的ではないという物件でした。
火事の後始末の費用が高額で、びっくりしたのと、大きな樹木が1本ありその費用も高額で、とてもじゃないけれど金額がつけられない状況でした。それで代表者の方に弊社では買取は難しいですと回答したのでした。
つい先日その物件の前を車で通るとなんと新築戸建てを建築中でした。詳細はわかりませんが、利益が出るのかなあと勝手に妄想してしまいました。
仕入れ物件
仕入れ物件がないので、紹介してもらえないかという不動産業者の問い合わせがこのところ何軒かあります。仕入れは難しいのです。簡単ではないのです。苦労するのです。と言いたいです。特に調整区域の11号などは、調査に超苦労します。確認の上、確認して再度確認くらいの慎重さが必要です。
年寄が動いているので、そんなに物件が出るわけがありません。年寄は機械のように体と若者のように心が動かないのです。若者は体と心(欲望)は動きますが、お客様の心は動かせません。皮肉ですがそんなものです。
3年前のお客さん
3年前にある畑の草刈りをしているおじさんに声を掛けました。そのときは相続が発生したばかりだが、土地の売却は考えていないとのことでした。でも査定だけはお願いしますということで金額を出しましたが、そのまま3年経過しました。先週自分を覚えていますかと電話が入り、名前と査定場所を聞いて記憶があったのでわかりますと返答しました。電話の声は、なんか病気なのか元気がありません。おそらく体調が悪くなったかなんかで不動産の売却なのだと思います。来週自宅訪問ですが、なかなか感慨深いものがあります。
また、2日前に自分を覚えていますかという不動産会社の営業マンから電話が入り、ほかの会社に移ったのでよろしくという内容でした。よく覚えていたのでお客さんに紹介よろしくと返事をしました。
電話はその人の性格がよくわかります。その人のそのときの心理状態もよくわかります。ネットの時代ですが電話も面白いです。
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