弁護士相談!
先日住替えのための、マンションまたは戸建てをお探しのお客様が来社されました。お客様は数年前に自宅を相続され、近く売却されるそうです。
当時相続手続きをどうしたらいいかわからなかったので、某政党(野党)が主催してた弁護士による相談会に行かれたそうです。
相続人はこの方1人でしたので遺産分割協議はなく、必要な戸籍を用意し相続登記をするだけです。
お客様は弁護士さんに戸籍調査と登記にかかる費用を聞いたところ、想像を超える金額を提示されたそうです。私もその金額を聞いて目が点になりました。
私の経験からすると15万円(司法書士に依頼して)前後で済むような手続きです。弁護士さんの提示は4倍以上です。
弁護士なので高いのは仕方ないかもしれませんが、司法書士に依頼すれば安く済みますとのアドバイスくらいあってもいいと思います。
結局お客様はこの弁護士には依頼せず、親戚の方が見つけてきた司法書士に依頼し適正な金額で登記できたそうです。「政党主催だから安心だと思って相談に行ったのに裏切られた気分」と嘆かれてました。
政党の問題というより弁護士個人の問題かもしれません。私も弁護士の方と話す機会はありますが、大丈夫かなという人もけっこういます。肩書だけで信用せず、何人かの専門家に相談することも大事です。
《相続1口メモ》
一昨日、相続した借地の整理し売却したいとのご相談を受けました。ということで借地の整理方法のお話です。
整理方法は
1.借地を底地所有者に売却
2.底地を買取り所有権にして売却
3.借地権単独で売却
4.借地と底地を等価交換
5.借地と底地を一緒に売却
が一般的です。
お客様のお話ですと、底地所有者は大きな地主さんで底地の売却はありえないとのことです。なので上記の2.と5.はなくなります。
お客様の土地は立地、環境、道路状況、地形もよいため、4.の等価交換が、売却する場合条件がもっとも良さそうです。
1宅地(現状借地)をA(借地人)とB(底地人)に分けて、それぞれ所有権にします。
借地権は、敷地の面積や地形、用途地域など状況によって適切な整理方法は変わってきます。建築基準法などの法令や、売却する場合税務知識も必要です。
知識、経験のある専門家に相談してよりよい整理をしましょう。
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