大型連休‼
最大10日という大型連休が始まってます。私はというと4月中は休めそうにありません。5月初めに3日程度は休みたいと調整しています。
【相続1口メモ】
民法の改正で昨年相続法制の見直しがいくつか行われました。内容のいくつかは今年の7月1日から施行されます。(自筆遺言証書の緩和については、今年1月13日からすでに施行開始済)
先日ご相談をいただきました寄与分についても、「特別の寄与」が創設されました。一般的なあるある事例をご紹介します。下図をご覧ください
主人公はAさんです。図で亡くなった順番は
父⇒B⇒母
とします。Aさんは夫のBさんが亡くなった後、5年間病気で自宅療養の母(義母)の面倒を見てきました。入浴から何からそれは大変な看護でした。
母が亡くなり、Aさんは相続について専門家に相談しました。Aさんは自分にも相続権があると思っていたのですが、専門家の回答は「相続人はCさんだけです。Aさんにはありません」という無情なものでした。
Aさんとしては、「私1人で母の看護をして、Cさんは何にもしてないのに」という思いがありましたので納得できません。
Aさんは、「被相続人(この場合母)に尽くしたときは、寄与分というのがあると聞いたのですが…」となおも専門家に詰め寄りました。
専門家「寄与分というのは法定相続人でないと認められません。Aさんは法律上相続人ではないので、残念ですが寄与分もありません。」
これが今現在の民法です。納得いかない方も多いと思いますが法律ですので仕方ありません。仮に夫のBさんが生きていれば、Bさんを通して寄与分を申立てることができます。実際の看護はAさんが行っていたとしても、Aさんはあくまで夫Bさんの履行補助者という立場になります。
しかし7月1日から「特別の寄与」が施行されます。内容は
「相続人以外の親族が、被相続人の療養看護等を行った場合、一定の要件のもとで、相続人に対して金銭の支払いを請求することができることとする」
というものです。この事例では、相続権はあくまでCさんだけですが、AさんはCさんに対して寄与分(看護に値する金銭)を請求することができます。
施行後どうなるか分かりませんが、機能するのかどうか微妙だと思います。まず寄与分の金額で揉めそうです。
それから家の問題です。Aさんがそのまま家に住みたいと思っても、家の権利をCさんがすべて相続した場合、Aさんに明渡を求めることもあるでしょう。寄与分の金銭を貰ってもいくところがないと困ってしまいます。
安心して看護するためには、確固たる地位を得ていることも大事です。例えば義母の生前に、義母の養子にしてもらう。(これで相続人になれます)
義母に「Aに○○の財産を遺贈する」といた遺言書を書いてもらっておく。義母と「負担付死因贈与契約」を結んでおく。
といった方法があります。似たような境遇の方、またなりそうな方は専門家に相談し、早めに準備をしてください。
リノベ本‼
今回は数日前に読んだリノベーション書籍をご紹介したいと思います。
フラッと立ち寄った本屋さんに置いてありました。なんとなく気になって買ったのですが、これがまた大変に面白くよくできた本でした。
これまでもリノベーションに関する書籍は何冊も読みましたが、建築士など企画・施工する側の方々が執筆されたものばかりでした。
この本は、初めて自宅マンションのリノベーションを行った著者の体験記です。リノベを決意し、リノベに関する情報収集を行い、希望条件を熟考しながらまとめ上げ、設備機器などのショールームに足しげく通い、リノベ業者の選定過程や選定後のコミュニケーション、工事開始後の問題点、リノベ後の失敗点、仮住まい・引っ越し・モノの処分等々、事細かに一般の顧客目線で書かれています。
これから自宅を、あるいは中古住宅を購入してリノベーションをしようと考えてる方にはぜひお薦めいたします。
リノベ業者に行こうと思っている方、今相談中の方、いったん立ち止まってこの本を読んでください。必ず役に立つと思います。
一般の方だけでなく、リノベ業者や不動産会社の社員も読むべき本かと思います。お客様がどういう思いや不安を抱えて相談に来られているのか、そしてどう対応すればよいのかということをとても考えさせられました。
この本で私が一番面白かったのは、業者との個別相談から、現地調査、プラン・見積もり提出、業者選定までのところです。
10社個別相談に行かれたそうですが、業者によって接客対応がかなり違うようです。「こんな業者あるんだぁ〜」と感心やらビックリするやらとても楽しく読めました。
さて話の流れで(かなり強引ですが…)、リノベーション向き中古住宅のご紹介です。
https://www.athome.co.jp/kodate/6967276250/?DOWN=5&BKLISTID=005LPC&sref=list_simple
ご興味ございましたらお問合せください。
価格変更‼
弊社で委任を受けてます土地の価格変更です。西荻窪徒歩圏で3000万円台です。ぜひご検討ください。
https://www.athome.co.jp/tochi/6965580917/?DOWN=5&BKLISTID=005LPC&sref=list_simple
今回は短く切り上げます。
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