ウッドショック!
1ヶ月ほど前に「ウッドショック」という言葉を初めて聞きました。建築用輸入木材の供給不足、それによる国産材への需要急増、そして木材価格の高騰という流れになっているようです。この事象を「ウッドショック」と称しています。
輸入材が不足している理由はアメリカの住宅需要増大です。低金利瀬策によりどんどん家を建てる人が増えたようです。中国も同様に住宅需要が増えました。2大大国に木材を持っていかれて日本へ入ってくる木材が大幅に減っています。
このあたりの事情はネット検索でより詳しい記事が見れますし、YOUTUBEで動画もたくさん上がっています。興味のある方、家を建てよう、購入しようとされてる方はぜひご覧になってください。
私も知り合いの建築会社数社に聞いてみました。6,7月着工分についてはほとんど影響はないそうです。ただその先については不透明感があるようです。
この2,3か月でアメリカの需要が一段落するという見通しもあり、そうなれば輸入材の供給が安定し、大きな混乱はなく収束できるという専門誌の記事もありました。
しかし供給不足は長期化するという専門家もいます。短期で収束しても木材価格は高止まりするという意見は多くあります。
結局どうなるかなんて先のことはわからないというのがホントのところです。
どちらにしても住宅価格の上昇は避けられない状況です。それでも新築住宅の需要はしばらく減らないかもしれません。
住宅ローン減税制度があるからです。注文建築の契約は今年の9月中、分譲住宅購入契約は11月中までに締結しないとローン減税は適用されません。
家の価格が100万円上昇しても、300万円、400万円減税されればトータルでは得するという考えは捨てきれないでしょう。
問題は契約期限の後です。住宅需要が大きく落ち込む可能性があります。大手はともかく中小建築会社や設計事務所への影響は避けられないと思います。
まぁ建築価格が上がっても、その分土地価格が下落すればさほど問題は無くなります。半年後どうなっているのか、なかなか予測できません。政府の政策判断も重要です。
よくわからないのが、大手メディアが全くと言っていいほどウッドショックに触れないことです。大手ハウスメーカーへの忖度なんでしょうか?不思議です。
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