母娘!
先日、認知症のお母様の面倒を見ていらっしゃる女性の方とお話をしました。お母様は1人暮らしをされており、長女であるこの方と、長男の方と交代でほぼ毎日お母様のところへいらっしゃってます。
お話を伺うと、やはり認知症の方のお世話は大変のようです。幸い私の両親は普通ですので実感としては分かりませんが、いつそうなってもおかしくない年齢ですのでとても参考になりました。
お話を伺って一つそういうものかなぁと思ったのが、長女の方といるときと長男の方といるときの、お母様の振舞いが全然違うというものです。一般的にも娘に対する態度と息子に対するそれは変わるようです。
娘といるときは感情の起伏も激しくなるし、子供のようにワガママを言うそうですが、息子といるときは平静で、普通の母親然と接するようです。
なので息子と娘が母親について話し合うと、全く噛み合わないこともあるそうです。娘は「そろそろ施設に入れないと」という思いが強くなり、それを息子に話しても「まだまだ全然大丈夫だよ」という感じになり、娘のイライラが募っていくようです。
私にも姉がいますので、もし母が認知症になった時は、姉が大きな負担を背負うことがないよう気をつけなければなりません。
【相続1口メモ】
不動産土地の評価についてご相談を受け現地を見に行きました。敷地はほぼ正方形でとても良い形でした。地形による評価減は残念ながらありません。ただし前面の道路幅が4m無く、測ると約3.6mでした。
道路後退(セットバック)部分は建築できず、道路に提供することになりますので大きく評価減(70%減)ができます。
仮に敷地100u、道路間口10m、路線価300,000円/u とすると土地評価額は
100u×30万円/u=3000万円(相続税土地評価額)
となりますが、道路後退部分
0.2m×10m=2u
は70%評価減となります。
(2u×30万円/u)×70%=42万円(評価減の価格)
よってこの土地の実際の評価額は
3000万円−42万円=2958万円
となります。相続税率が10%とすると、4万2千円節税できました。
道路後退面積がよくわからない場合は、建物の建築確認書を見てください。確認申請図面の中に後退部分が記されています。
建築確認書がない場合、同じ道路に接している家を見てください。いくつかセットバックして建てられている家があると思います。その家の後退部分を測れば(秘かに行ってください)自分の敷地とほぼ同じですので、そこから計算してください。
税理士によっては、セットバック部分を計算せず申告する人も残念ながらいますので、よく注意・確認してください。
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