2015/02/20 21:17:55
小規模宅地の特例 事例!
約半年ほど前に相続対策のご相談で来社された方が、再度いらっしゃいました。お客様の不動産資産は下記の通りです。
自宅用敷地面積 約165u 評価額約5,000万円
渋谷区某所駐車場 約100u 評価額約3,600万円
合計評価額8,600万円
相続人 長女、次女のお嬢様2人
このまま普通に相続してしまいますと、基礎控除を引いてもかなりの相続税がかかります。ここで「小規模宅地の特例」の登場です。お客様は次女と自宅に同居されてます。長女は神奈川県某所に嫁がれて、自宅をお持ちです。
単純に節税だけを考えれば、同居中の次女が自宅を相続されて、長女が駐車場を相続されますと、特例により大きく節税ができます。ちょっと面倒くさい計算式が必要ですが、ここは省きます。
自宅敷地評価額 80%減額 5,000万円→1,000万円
駐車場土地評価額 50%減額 3,600万円→1,800万円
合計 約2,800万円
このように特例を使いますと、6,000万円近く評価減となります。もし資産がこの不動産だけですと、基礎控除を引くと相続税はかからないことになります。
自宅の他に、アパートや駐車場などの貸付事業用地をお持ちの方もたくさんいらっしゃると思います。それぞれの敷地面積や、誰が相続するかによって減額できる金額は変わってきますが、うまく使えばとても有利な特例です。詳しい専門家にご相談されて、節税対策として役立ててください。
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