2012/05/31 10:57:39

私について#42 (モルジブへの旅)

リゾート地というと海辺、という印象が強いし、自分が旅したリゾートも海浜リゾートが多かった。とは言え、自分は海でボートに乗ったり、ダイビングをすることが好きなわけでなく、ビーチやホテルのパラソルの下でのんびり本を読むのが好きなだけである。海好きの人はダイビング好きの人が多いが、自分は何でもやってみよう主義の人間であるが、ダイビングには興味が持てなかった。と言うか、怖かった。酸素ボンベを背負っているものの、上手く呼吸できないし、海の中にいると、突然サメが襲ってくるのではと言う思いに駆られ、全く楽しめないのである。一度、石垣島で基礎的なダイビングクラスに入り、訓練を受けたことがあったが、3m程度の深さのところで息継ぎの練習をしていたところ、2分くらいして、やはり呼吸が上手くいかなくて、女性講師にしがみつきながら海面に上がった経験がある。とても情けなかった。


ダイビングが苦手であるが、2003年夏、モルディブに行った。シンガポール経由で12時間程のインド洋に浮かぶイスラム教国で、大小1200程度の島からなる。そのうち200程に人が住み、リゾートとして開発されているユニークな観光立国だ。本島のマレに飛行場があり、そこから観光客は水上飛行機やスピードボートで各リゾートに向かう。島と言っても、一周数百メートルしかない島にホテルが建っているケースもあり、とても稀なリゾートだ。サンゴ礁が発達していてとても美しい。浅瀬とドロップという、急に深くなっているところが混在していて、ダイバーのパラダイスであるが、実はダイビングをしない人達でも十分楽しめるところである。シュノーケリングしながら熱帯魚と一緒に泳げるので子供でも十分楽しめる。


自分らが行ったのはヴェリドゥーという島で、そこはまさに一周400メートル程度しかない島であったが、水上コテージがあり、自分らは幸運にもそこに泊まることができた。水上ということもあり、夜、波が建物の柱にぶつかる音が多少気になったが、とてものんびりできて良かった。食事はカレー風の物が主だが、カツオ等お魚も新鮮で美味しかった。観光と水産の国でもあり、特にマグロ・カツオは重要な輸出品だとのこと。


この国は、今後、地球温暖化が進み、水面が1メートル上昇すると、国家の80%が水没すると言われているそうだ。実際、本島では日本の建設会社によって護岸工事が急ピッチで行われていた。大統領は、観光収入で別のところに土地を購入し国民を移住させる計画を持っているとのことであった。原発事故のせいなのか、日本では最近、温暖化についてのニュースがめっきり減ったが、日本にいると、海外の動向が良くわからない。化石燃料を使った発電に戻りそうな日本では、二酸化炭素排出抑制は、もう声高にできなくなることだろう。今後もモルディブの土地が水没しないような地球環境が続いてほしいと願う。






2012/05/29 15:46:22

私について#41 (アンコール・ワットへの旅)

2002年冬、カンボジアにあるアンコールワットに出かけた。途中、バンコクに駐在されている一家、以前、パタヤでお世話になった一家がバンコクに転居されていたので、そちらで一泊お世話になった。タイ式マッサージ、グルメ、ショッピング、タイは多くのものがリーズナブルな価格で手に入るのでとてもうれしい。


バンコクからタイ航空か何かでカンボジアのシェムリアップまで2時間弱程。着陸体制に入った中、窓から地上を眺めると、トンレサップ湖と田んぼが眼下に広がっていた。季節は冬であっても、このエリアではあまり関係なく米作が行われているのだろう、とても緑豊かだった。到着しタラップを降りると、そこは12月とは言え、とても暑かった。


東西冷戦終了後の民主化の流れの中で、いくつかの地域では民族紛争をきっかけとした内戦が見られたが、近代カンボジアもかなり悲惨な歴史を持った国の一つと言える。その中でも、ポル・ポトが政権を握ってからは、同じカンボジア人に対して、一般市民のみならず、政治家・高官・警察官・軍人、特殊技能を持っている医者・教師・技術者等、ありとあらゆる同国民を粛清し、その犠牲者は300万人とも言われているとのことであった。自分が学生の頃、ベトナム戦争については様々な報道があり状況把握ができていたが、カンボジアの状況については、かなり限られた情報しか日本では手に入らなかったのが実情だった。


アンコール・ワット観光でお世話になったガイドさんは日本語を学んでいる女子学生であったが、彼女曰く、ポル・ポトの同国民に対する粛清により、カンボジアのルーツであるクメール文化を伝えられる人がかなり減ってしまった、とのことであった。ランチの際、カンボジアの伝統料理は何ですか?と聞いたら、本当のクメール料理がどんなものであるか、それを語れる人がいなくなっている、と言っていた。何かとても切ない気持ちになった。


気を取り直し観光に熱を入れると、この遺跡は圧巻であった。建造物に掘られている物は多くが物語となっているとのことで、とても美しくなめらかだった。内戦による紛争地となり、また、ポル・ポトの最期はここに潜伏していたというわりには、一部に銃弾の跡はあるが、全体として、遺跡は保存状態が良く残っている、と思った。小高い所にあるプノン・バケンから、ジャングルと遺跡と真っ赤な夕陽を見ていると、このあたりでも銃撃戦があったなど想像もつかないくらい静かで落ち着くところであった。


昨今、カンボジアは経済的には世界的に注目度が高まっている国であるが、同国民にとって経済発展と同じくらい大切なクメール文化の復活と伝承がスムーズに進んでいることを願う。






2012/05/26 9:44:17

私について#40 (日本の不動産に外資を呼び込む)

5月25日付、日経新聞に興味深い記事が二つ載っていた。「日本で再び不動産投資」、ゴールドマンが2008年以来4年ぶりに日本において不動産投資を再開する。投資額1000億円と言えばそれほど大きな額ではないが、ここもと全く元気の無い株式市場、不動産市場を抱える日本国民にとっては、とても心強いものである。ゴールドマンにはぜひ海外で資金を集めて、そのお金で日本の不動産に投資してもらいたいと切に願う。二つ目は、「訪日外国人震災前水準に」の記事。4月に入り、アジアを中心とした国からの観光客が急増した。理由として、格安航空会社の新規路線の拡大をあげていたが、それ以外に、彼らの日本に対するあこがれの強さがあるのでは、と思う。


これは奢った見地からのものではなく、日本人が西洋のものに憧れていた時期、自分はまさにその典型であったが、自分の持っていたイメージと実際旅をして、想像していたものと実物の違いを感じたりすることが、とても楽しかったことからの見地である。


14年間の海外生活を通じて、外国人から見て、日本はそれなりに魅力がある国だと思っている人が多いことを感じた。文化、経済力、国民性、いずれも、外国人には魅力的と映っている部分がある。一方、日本は特殊な部分も多いと映っていて、こと、日本に投資してみたいとか、住んでみたいと思う外国人はそれほど多くない。国の政策が排他的、国民性は良いが、国際的ではないなどが理由ではないかと思う。


米国、英国と日本が大きく異なることは、外国資本の流入や日本への移住者がこれらの国に比べてとても少ないこと。ニューヨークやロンドンの不動産は、世界中の金持ちの投資先となるが日本への投資となると、アジアのソブリン等からの商業ビル投資に限られることが多いように思える。最近では中国からの日本の不動産への資金シフトが囁かれているが、実際どれだけの資金が来ているのだろうか。ロンドンのそれなりの住宅地は、中東やロシアからの個人マネーが溢れていて、彼らが築20年ほどのコンドミニアムを購入し、人によっては定住し、人によっては夏のバカンスシーズンのセカンドハウスとして使っている。そして、買い物をし、お金を沢山落としてくれる。欧州ソブリン危機で景気が減速している欧州にありながら、英国の不動産市場はそれほど痛んでいない様子。投機的な資金ではなく、個人の実物ニーズの資金が多く入って来ているからだと思う。ウィンブルドンでの全英オープンテニスは有名であるが、英国選手で目ぼしい選手はそれほどいない。マレーは強いが、厳密には、彼はスコットランド人。そこでは、強力な外国人選手が大会を盛り上げその地位を高めてくれる。英国という国は、人を使うのが上手なしたたかな国である。


日本も英国ほどではないにしろ、もっと、外国資本や外国人を受け入れる体制やビジネス手法を取り入れることが必要だと思う。株式市場は外人投資家のシェアは高いものの、この市場での資金の動きはかなり速くなっており、じっくり日本に投資していくというスタンスが見られないし、不動産市場に至っては、外資系投資銀行しか外国資本を呼び込むことができない。日本は、黙っていても資金が海外から流入してくるような国にならないと、経済面で厳しい競争に晒されている中、これからのグローバル競争に生き残ることができなくなるのではないか。この業界における新参者で何も実績は積んでいないが、自分も、日本に外国資本が流入してくるようなビジネスモデルを考え、実践していければと思う。






会社概要

会社名
Grande Plaine
カナ
グランド プラン
免許番号
東京都知事免許(2)93934
代表者
大原 仁
所在地
1510064
東京都渋谷区上原2丁目17−2アハトインセルン 101
TEL
代表:03-5738-7028
FAX
代表:03-5738-7029
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定休日
不定休
最寄駅
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