2012/07/28 14:10:24

私について#72 (サンパウロ・メキシコシティー・シカゴ)

日本に帰国し、仕事では今後はもう海外に行くことは無いと思っていたが、ブラジル・メキシコ・米国の運用会社を訪問するために、2011年2月、これらの国に出張する機会を得た。


当時ブラジルは、資源を豊富に有する新興国として株式市場に海外からの資金が流入していたし、ブラジルレアル建ての債券の利回りが高いということもあり、日本の個人投資家向けの投資信託に、ブラジルの株式や債券を資産として組み入れた投資信託がブームとなっていた。サンパウロは、多くの金融機関が集まるブラジルの商業都市で、最近の経済発展で街は、あちこちに高層ビルが建設されていた。自分が訪れた地元銀行は、国の経済発展とともに急成長を遂げており、今後はグローバル展開をしていく、と言うビジネスプランを掲げていた。確かに、当時はほとんど手付かずの状態であった、今後、増加が期待されるであろう、中産階級向けのローンビジネスの成長の可能性は高いとみることができたし、企業向けローンも、経済発展とともに、残高が増加するであろうことは容易に想像できた。今後、ワールドカップ、オリンピックという世界的行事も予定されていて、この国の経済発展の可能性は十分にある、と確信した。


メキシコは、ラテン圏の国であるものの、地理的に近い米国との経済的なつながりが強いと言える。1997年にメキシコシティーに行ったことがあったが、今回の訪問で見た街は、その当時の景色とはかなり異なっていた。旧市街はそのままであったものの、やはり、新興国らしく、新市街地として高層ビル群が出現していて、この国も経済発展が進んでいることが見て取れた。


メキシコを離れ、25年ぶりにシカゴを訪れた。巨大なオヘア空港から車でダウンタウンに向かうと、突然、高層ビル群が遠くに見えてくる光景は全く変わっていなかった。街に入っても、ほとんど変わっていない印象を受けた。冬のシカゴは強風と寒さが有名だが、今回は幸運にもそのような厳しい目にあうことは無かった。久しぶりに、シカゴでステーキを食したが、以前に比べると良・質ともリーズナブルになったように感じた。


この旅で、新興国と米国を訪れたが、やはり、新興国の成長している姿が印象的であった。逆に、日本もそうだが、米国も色々な意味で、勢いと言うものを感じさせるものは何もなかった。グローバル化というのは、先進国と新興国の格差を低くしていくことであることを、改めて感じた旅だった。





2012/07/27 10:52:23

私について#71 (北海道への旅)

海外で14年間生活する機会を持ったことで、日本以外で旅をすることが多かったが、帰国を機に、しばらくは、国内を旅することに専念しようと思い始めた。2010年7月、手始めに、夏の北海道を巡る旅に出ることにした。車を借り6日間、様々なところに行き、その土地の風景や食べ物をエンジョイした。


新千歳から支笏湖、ニセコ、積丹半島、旭川、美瑛、富良野、トムラウシ、阿寒湖、摩周湖、そして釧路湿原を回り、最後は、釧路空港から東京に戻る、総走行距離1500km程の旅であった。


積丹半島には、義経伝説で有名な神威岬があり、積丹ブルーと呼ばれる美しく荒々しい海が印象的だった。また、夏がシーズンのうに丼は、東京ではなかなか経験できないボリュームと新鮮さを堪能することができた。旭山動物園は、その自然な地形を利用した、高低差のある動物園で、動物のショーも充実しており一日いても大人でも飽きない優れものであった。美瑛・富良野は、日本とは思えない広大な、緩やかな起伏のある大地に造られた田園風景と、そこに豊かに実った作物、そして遠くには十勝岳の雄姿が見られ、自分的にはカルチャーショックを受けたような気持になった。こう言うところが日本にもあるのか、と言う感じだった。摩周湖は、評判通り、神秘性を兼ね備えた美しい湖で、そこで一日中ぼーと眺めていたくなるところだった。釧路平原は、広大な湿原をドライブする留まったが、機会があれば、次回は湿原を歩いてみようと思った。


北海道はとても広いが、実は高速道路が整備されてきており、東西南北、どこにいくにもとても移動しやすいと感じた。一般道も渋滞が無いため走りやすい。それがために、滞在中2回違反切符を切られてしまったが。


旅して特に感じたことは、予想以上に農業が大規模に行われていて、高品質の作物が生産されていることだった。厳しい気候にもかかわらず、広大な耕作地が広がり、沢山の種類の作物が生産され、それがまたとても美味しいのだ。気候が厳しいがゆえに、研究され、強くて美味しいものが広大な畑で作られている。グローバル化の影響で今後、世界は間違いなく食糧確保が、国家の戦略として注目されてくる。日本の農業は、労多く儲からない、と言う事なのか、世代交代が進んでいないようである。しかし、北海道では、ここ10年程に新たに農業を始めた人たちが多くいて、成功されている人達もいる、とのことだった。また、若い女性で農業に魅力を感じて、その世界に入る人もいるとのこと。これからは、そのような人達が、日本の農業の一部を支えてくれることを期待してやまない。





2012/07/25 9:31:02

私について#70 (LIBOR不正操作の波紋)

6月下旬に紙面をにぎわせ始めた、「LIBOR不正操作」問題は、徐々にその実情が明るみになってきた。この問題に日本のマスコミはあまり熱を入れて報道していないが、実は、この問題は、深く、世界中の個人・法人を問わず、自分ら投資家にも関わる問題である。


LIBOR(London Inter Bank Offered Rate)は、世界の大手銀行18社がロンドンで資金を貸し借りするレートを、金利の高い方から4行、低い方から4行を除外し、残った10行の平均で決定される金利で、全部で10通貨の金利がその対象となっている。金融の世界では、LIBORはとても神聖なものであったが、英国大手銀行によって2005年頃から、米ドル金利において不正操作されていたことがわかってきた。


なぜこれが深く世界中の投資家に関わるか、と言うと、法人・個人を問わず、金融機関を通じてお金を貸し借りする時、また、投資家が様々な金融商品を売買する時、それら金利および金融商品の値決めに、直接的・間接的に、LIBORを基準とするものが多くあるからである。そして、それを基準として、日々、金利および値決めされ組成された金融商品の金額は、グローバルベースでは天文学的な金額となるのだが、この不正行為によって、基準自体が不正確で、ある意味、意図せざる損失を被る人や利益を得てしまうことが起こっていたことになる。


この問題は、金融ビジネスの根本を揺さぶる大事件だ。 長年に渡る不正操作に関して、当局はどういう行動を取るのかわからないが、トレーダーの訴追や課徴金では済まされない事態だと考える。金融界に身を置き、ロンドンで金融商品の組成を行う業務の統括であった立場からすると、この事件は、世界の金融関係者の正義とプライドを粉々にした行為だと言わざるを得ない。2007年のサブプライム問題以降、特に、欧米大手金融機関の凋落が著しい中、新たに発覚したこの問題は、金融機関にとって一番大切な「信用」を失うという、大きな傷跡を残した。







会社概要

会社名
Grande Plaine
カナ
グランド プラン
免許番号
東京都知事免許(2)93934
代表者
大原 仁
所在地
1510064
東京都渋谷区上原2丁目17−2アハトインセルン 101
TEL
代表:03-5738-7028
FAX
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営業時間
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不定休
最寄駅
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