2012/08/31 20:27:26

私について#77 (10000m上空から見た東北太平洋沿岸)

仕事と余暇を兼ね北海道へ行った帰り、飛行機は新千歳を出て苫小牧の東から太平洋を南下始めた。しばらくは、海上を飛行したが、15分程で岩手県の内陸部、恐らく盛岡辺りへ出た。お天気が素晴らしく良かったので、上空から東北の太平洋沿岸がとても良く見えた。


そこから見えたものは、正確に状況を把握できたものではないが、宮古・釜石・陸前高田と三陸海岸沿いを南下したが、そこにある街や村は、季節的には緑が多い時期だと思うが、茶色にそまった空き地が多く見られた。現在まさに復興の途中にあると思うが、本来の市街地を取り戻すには至っていないことが想像できた。自分は、学生時代野球をやっていたが、1年と4年の時、陸前高田で合宿したことがあった。昨年9月、この街のことがどうしても気になり、3日間お手伝いに行くことができたが、学生時代に見た景色は、もうそこには無かった。とても立派な、高さ5mはあったと思われる防潮堤は無く、それどころか、海岸近くの市街地は消えて、地盤沈下の影響で海になってしまっていた。練習で使用させて頂いた野球場はがれき置場と化し、その球場の壁に海の波が打ちつけられていたのを見た時、とても辛かった。しかし、先週のニュースで、陸前高田のその球場が使用できるようになったのを知り、復興へ向けての地元の方々の気持ちの強さが伝わってきてとても嬉しかった。また行こうと思う。


宮城県に入ると、牡鹿半島・石巻・名取・仙台空港が見えてきたが、津波で田畑を流された、名取・仙台空港から南にかけては、まだ、茶色の部分が多くあり、耕作地はまだ回復の途上にあるように見えた。ニュースでイチゴ栽培に転じた方が紹介されていたが、この地域のイチゴが東京で出回ったら、ぜひ買おうと思う。


福島県に入ると、相馬・南相馬あたりから海岸がとても良く見えた。今、廃炉に向けて懸命に作業が行われている福島第一原子力発電所、福島第二、そして、茨城県に入ると東海原子力発電所と、両県の太平洋沿岸には関東圏に住む人達の生活を支える電力を供給する、原子力発電所が多くあることが上空から見て取れた。自分はあの日までそういうことをあまり深く考えることは無かった、と言わざるを得ない。


30分間ではあったが、あの日以降のこと、今後のこと、色々なことを考え、自分ができることは実行しなければいけないことを痛感した。







2012/08/06 13:26:25

私について#76 (熱中症)

最近ニュースで熱中症に関する報道が、やたら多く出てくることに驚きをもっている。昔から夏は暑かったと思うが、これだけ、熱中症被害について報道されると、今年の夏がとても異常に暑い夏と思ってしまうが、個人的には通常の夏と同じだと感じている。しかし、毎日のように各メディアのニュースは、数十人もの人が病院に運ばれた、と伝えているが、そこにどういう意図が隠されているのか?他に重要なニュースが無いのか、国民のことを心配し、注意を促し、これ以上被害が出ないようにしようとしているのか?個人的には、このようなニュースを全国ネットで流す意味はあまり感じないが。


熱中症は、かかってしまうと重病となる可能性があるが、かからないようにすることはそんなに難しいことではない。ある意味、各個人の自己管理によって、100%罹患を避けることができる。日本の夏は、高温・多湿なので、そのような中で運動すれば、いや歩いたり寝ているだけでも、大量に汗をかくことになるので、自分でも喉が渇き、水分・ミネラルを補給しようという気になる。そんな時は、水分を取ると汗をかくから補給しない、等と思わないで素直に水分補給することが重要。


欧州の夏は、高温・乾燥なので、実は、年配の方中心に熱中症にかかる人がとても多い。感覚として、日差しが強いが空気が乾燥しているため、汗をかいてもわからず、脱水症状を起こしていることに気が付かないのだ。自分も、ロンドンでゴルフをしていて軽い熱中症にかかったことがあった。実際には汗をかいているのだが、汗がすぐに蒸発してしまうので本人は気が付かず、水分補給が十分行われず、就寝中に熱中症にかかることになる。これは、結構危険なことで、それを経験してからは、ゴルフをする時は、天気に関わらず、プレイ中に2リットルの水を飲むようにしていた。これを機に現在も、継続的にオフィスでも一日1.5リットルのペットボトルを空けて熱中症予防に努めている。






2012/08/03 12:12:49

私について#75 (市場の変化を捉える)

日本の大手企業と呼ばれている企業が、業績不振に苦しんでいる。電気・鉄鋼等、一昔前まで世界的なブランドであったが、今は、巨額の赤字決算を前に必死に生き残り策を見出そうとしている。自動車は、再度のエコカー減税で息を吹き返したものの、この制度が終了してしまえば、また、車も売れなくなり、自動車業界も苦境に陥るのは目に見えている。


今や国内市場は、それがどんなに優れものであっても、企業から見て利潤の高い物が大量に売れる時代ではなくなってきている。資金を潤沢に保有している現役を引退した中高年層の人たちは、若かりし時は、多くの人が高級品を保有することに憧れを持っていたが、引退した今、残された人生を地道に面白おかしく生きていこうとしていて、世の中にどんな優れものが現れても、それを購入しようとする意欲は持たない。もう既に物欲は無くなっているのだ。高級車や高級電化製品を購入する中高年層もまだいるとは思うが、その数はとても限定的なはずだ。一方、若年層は高級品を手に入れようという意欲を持たない。それは、お金がないとか、そういう物理的な問題だけでは無く、世の中の価値観が、人々が挙って高級品を保有しようとする価値観から、自分に合ったものを自分なりにアレンジして使いこなす、という価値観に代わってしまったからだと思う。


結局、日本を代表する大手企業は、国内市場のニーズの変化について行けなかったし、グローバル競争においては、高級品より安くて一般的な商品を求めた、新興国の中産階級向け商品を市場に送り出せなかったことが敗因になったと言える。


日本の不動産市場はどうか。国内だけを見れば、この市場はもうそれほど、付加価値を付けられる要素は多くは無いように思える。少子高齢化が急速に進む中、新築住宅に至っては、もちろん物件によって差はあるものの、もう飽和状態と言え、その市場だけ追いかけていたら、今後は生き残れないであろう。今後は、欧米がそうであるように、中古市場を活性化して行くことが重要だと思う。また、非居住者、特にアジアの富裕層から見た日本の不動産は、とても魅力的に映っているのと思うので、この市場を開拓し、日本の不動産市場に資金を流入させることがとても重要と確信する。






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グランド・プラン
カナ
グランド プラン
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