2014/03/20 12:21:00
私について #154 (B747=ジャンボジェット)
1986年7月4日、ニューヨーク赴任に際し、ノースウエスト航空のB747に初めて乗った。20席しかない2階席のビジネスクラスのシートで憧れのジャンボジェットに乗ることができた満足感やこれからニューヨークで働くという期待と不安を胸に、JFKまでの13時間を家内と過ごした。昔から飛行機が好きで、まだB747は存在しない頃から、船橋から羽田の展望デッキに通い写真を撮ったり、将来は国際線の飛行機に乗って世界を見て歩きたいと思っていたものだった。
自分の駐在員時代はジャンボジェット全盛の時代。成田・ニューヨーク、成田・ロンドンはもちろん、海外においても長距離路線の多くはジャンボジェットが使用されていた。とにかく大きいので、食事が終わり室内灯が消されるとどこか大きな映画館にいるような感じだった。またフライト中は安定感があり、大きな揺れを感じることは少なかった。
そのジャンボジェットが日本の旅客航空会社から消える。44年間、旅客、貨物の大量輸送を支えてきたが、新たな省エネタイプの大型機の出現で、だんだん時代に沿わない代物となってきたためだ。航空関係者はもちろんだが、自分ら利用者にとっても様々な思いが詰まった逸品であったし、今後目にする機会が減っていくのはとても残念だ。今後は貨物機として利用されるようなので、またどこかで会えることを楽しみにしたい。
お問い合せ