2014/07/20 14:52:11

私について #166 (マレーシア航空17便)

2014年7月17日、乗客・乗員298名を載せたマレーシア航空17便は、現地12時14分アムステルダム スキポール空港を離陸した後クアラルンプールに向けて、ドイツ・ポーランド上空を通過し、離陸後3時間弱程でウクライナ上空へと飛行を続けていた。この頃機内では、恐らく昼食を終えた乗客はそれぞれの思いを馳せながらくつろいでいたに違いない。家族に会うことを楽しみにしていた人達、仕事で出張していた人達、観光旅行で胸を躍らせていた人達を運んで10,000mの上空を順調に航行していた同機に、地上からミサイルが放たれたことなどだれが想像できたか。しかし、悲しいかなマレーシア航空17便は、ウクライナ上空において親ロシア派から発射された地対空ミサイルによって撃墜され、乗客・乗員298名全員が帰らぬ人となった。


今回起こった悲劇はウクライナ東部で旧ソビエト連邦のロシア・ウクライナの覇権争いの中で起こった出来事の一つだ。ロシアはクリミア自治区と異なりウクライナ東部の取り込みまでは積極的ではなかったが、中途半端な介入を続けたことによって、ウクライナ東部における両者の覇権争いは収まりどころが無くなってしまった。この紛争のバックにロシアが存在しているせいなのか、親ロシア派勢力は最大射程30,000mの地対空ミサイルを保有し、今回そのミサイルをマレーシア航空17便に向けて発射し撃墜した。恐らく初めから民間機をターゲットにしていたわけはないと思うが、誤射によってマレーシア航空17便は撃墜され多くの尊い人命が奪われた。


紛争地域とは言え、10,000m以上の上空は問題無いとされ、マレーシア航空のみならず、多くの航空会社が欧州・東南アジア便においてウクライナ上空を最短飛行ルートとして使用していた。自分はロンドン駐在中、中東への出張に際し、多くの航空会社が最短ルートとして使用していたイラク上空を通過したことがあり、機内から内戦によるものと思われる黒煙を窓越しに見たことがあったが、ミサイルが飛んでくるとは思っていなかった。しかし、今回の事件を目の当たりにし、もしイラクがこのようなミサイルを保有していたら同様なことが起こっていてもおかしくなかったと感じ背筋が凍った。


旧ソビエト連邦同士とは言え、現在では政治・経済的に欧州連合(EU)により近いウクライナとロシアをバックに持つ親ロシア派の紛争、言い換えれば、東西冷戦に似た縮図の中で起こった異常事態。犠牲者やその家族・友人・仕事仲間は一体どこに救いを求めていけば良いのか。ご冥福をお祈りします。






2014/07/14 10:06:00

私について #165 (ドイツ優勝!)

2014 FIFA World Cup Brazilはドイツ対アルゼンチンの決勝でドイツが1対0でアルゼンチンを下し全日程を終了した。自分を含め世界の多くの人たちが寝不足になったかもしれないが、1ヶ月以上に渡り世界の一流選手の躍動する姿を見ることができとても感動した。開催国であるブラジルは、とりわけ優勝に対する執念を持ってこの大会に臨んだが4位に終わってしまったのは残念だが、決勝リーグにおける世界の強豪の中で組織力に勝るドイツが延長後半終了間際に、左サイドからのパスをゲッツエがワントラップでシュートそしてゴールネットを揺らしたのはとても劇的だった。優勝を決め喜びに浸るドイツ選手、関係者の姿を傍らに茫然としていたアルゼンチン選手の姿は痛々しかったが、これが勝負の世界の宿命であることは彼らが一番よく知っていることだ。


表彰式においても印象的な場面が一つ。激戦を終えた両国の選手たちをねぎらうために大会関係者幹部が居並ぶ中、その中にオレンジがかった赤の衣装を纏ったドイツのメルケル首相もいたこと。「ドイツが決勝進出したらリオデジャネイロに観戦に行く」とコメントしたのは知っていたが、両国の選手を迎える側に いるのは少し意外だった。表彰式には決勝を戦った国の政府幹部が選手たちをねぎらうのはWorld Cupにおける慣習なのだろうか?いずれにせよ、メルケル首相はドイツ選手を迎えるにあたり、汗まみれの各選手とディープなハグをし満面の笑みを浮かべていたのがとても印象的だった。一方、開催国であるブラジルのルセフ大統領も大会関係者幹部として、当然のことながらいたわけだが、マラカナン競技場のスクリーンに大統領の姿が映し出されるとブーイングが発せられるなど、かなり厳しい状況になっていることが見て取れた。


ドイツメルケル首相は2010年以降明るみに出た欧州財政危機に際し、EUの盟主ドイツの首相としてドイツ国民からも批判されながらもEUの結束を守り抜く強い姿勢を見せた。東ドイツ出身でドイツ連邦とEUの盟主である国家としてとても強い女性首相を印象づけたメルケル首相が見せた子供のような笑顔。2011年1月、ブラジル史上初の女性大統領として当初は多くの支持を集めたルセフ大統領の苦虫を潰したような厳しい顔つきが対照的だった。World Cupと2016年リオデジャネイロ オリンピック・パラリンピックで一層の経済成長を期待されていたが、ここ最近、資源ブームの沈静化で国家財政が苦しくなってきた中、公共サービスの縮小をきっかけにWorld Cup開催にお金を使い過ぎた、との批判まで出てくる状況で、2014年10月の選挙を考えると厳しい顔つきになるのは仕方ないことかもしれない。2011年2月、ルセフ大統領就任直後のブラジル出張時、現地での大統領の評判はとても良かったことを覚えている。10月の選挙に勝利し、2016年リオデジャネイロ オリンピック・パラリンピックを成功に導いて頂きたいと願う。





2014/07/11 14:09:14

私について #164 (成長戦力を唱えるにあたり)

来春入社予定の新卒採用がピークを過ぎる中、企業が学生の内定辞退防止に追われているそうだ。今年は学生の半数が2社以上から内定を得ており他社に目移りする学生が後を絶たないそうだ。自分の認識では、就職氷河期がまだ続いているのかと思いきや、実際の新卒採用市場は、買い手市場から売り手市場へ大きく変化していたのだ。メディアによれば景気回復がこの状況を生み出しているように報道されているが、自分的にはそれが本当の理由ではないと感じている。


失われた20年の下、業績悪化を理由に日本企業はその間、新入社員の採用を極端に抑えたり、時には採用を控えたりしてきた。要は各企業は将来を見据えた採用活動を実施してこなかったし、人を育てると言う一番大切な部分をないがしろにした雇用体系を作ってしまった。結果その20年間に採用された新人たちは、もともと人数が少ない上、待遇も良くならなかったので定着率がとても悪かった。業態を問わず、企業の従業員の年齢分布を見れば、現時点で各社が一番必要とする働き盛りで将来各企業の重責を担う年齢層が、とても不足していることがわかるはずだ。そんな中、数年前から団塊の世代の人たちが定年を迎え現場からいなくなっていった。そしてこのような長きに渡った偏った労働市場を放置してしまったことや、東日本大震災の復興需要をきっかけに現場における人手不足が顕著となり、どの業態においても現場における労働人口が急速に不足してしまった。だから業態を問わず、各企業とも現場で働ける労働力が必要となり、そしてそれを新卒市場で賄おうとしたために、とりわけ、新卒採用市場において極端な動きが起こっているに違いない。


人出不足・電力不足と「不足」なものが増えてきているわが日本を、今後、政府はどのように導いていくのか。最近特に気になるのは、安倍首相の「女性の力を最大限発揮できるようにするのは成長戦力の中核だ」のような人気取り的な発言。その発言に異論は無いが、不足している物が増えている状況を打破しなければ成長戦力など描けるとは思えないが・・・。







会社概要

会社名
Grande Plaine
カナ
グランド プラン
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東京都知事免許(2)93934
代表者
大原 仁
所在地
1510064
東京都渋谷区上原2丁目17−2アハトインセルン 101
TEL
代表:03-5738-7028
FAX
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10:00〜17:00
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不定休
最寄駅
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