2014/11/14 14:28:02

私について #180 (原油価格急落の理由)

原油価格が急落している。米国産標準油種(WTI)は米国時間11月13日74ドル台まで下げた。6月時点、1バレル=107ドル台から3割下落した。北海ブレントも13日80ドル台を割った。その原因として挙げられているのは、「シェール革命」によって米国において安価な原油生産が急増している中、世界最大の原油輸出国であるサウジアラビアが生産調整を行わず静観していることが、原油価格下落に拍車をかけていると言うことだ。確かに今までのパターンであれば、中東特にサウジアラビアが産油国として原油価格の動向に絶大なる影響力を保持していたが、「シェール革命」により、米国が原油輸入国から輸出国への転換点にある中で、産油国として多大なる影響力を持ち始めてきた。米国におけるより安価な原油生産が始まった中、思うがままに高めに設定されてきた中東産原油は、ここ数年に渡る米国での安価な原油の生産量の拡大により、サウジアラビアとは言え、もう中東諸国の意向だけでは原油価格を維持できる状況ではなくなってきたことは、当然起こるべくして起こっていることだが、いよいよその時が来たと言う感じがして面白い。今回の原油価格の急落はサウジアラビアによる「シェール潰し」との噂もあるが、どういう理由であれ、原子力発電所稼働ゼロの日本にとっては救いの神の出現と言える。


ただ一方、「シェール革命」に乗っかった開発業者(生産者)サイドの今後のビジネスの進め方に関しては、かなりリスクが増えたことは間違いない。今起こっている従来型の原油価格の急落は、シェールオイル開発に多額の資金を投じ、開発することに対し大きなビジネスリスクを生じさせることになる。事実数か月前、日本の大手商社の一角がシェール開発において2000億円以上の損失を出すとの報道があり、その企業の株価は急落した。2011年3月以後、特に日本企業は、原子力発電に変わるエネルギー源として、シェールガス・シェールオイルの確保に走り始めたし、将来を見据えた開発ビジネスにも大きな資本投下をすることとなった。今回のサウジアラビアの行動が「シェール潰し」か否かはわからないが、日本の大手商社が食らった一撃は、他の企業にとっても教訓となるだろう。


いずれにせよ、エネルギー資源のほぼ100%を海外に依存する日本にとって、原油価格の急落は日本の消費者にとって悪いことではない。後は日本のビジネスマン達が将来の世界の動向をきちっと見据えビジネス展開をしていくことを期待する。






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