2016/03/03 12:56:48
私について #228 (2015年国勢調査)
2016年2月26日に公表された国勢調査によると、外国人を含む日本の総人口は1億2711万47人と10年前の前回調査に比べ94万7305万人減少した。今回の調査で明らかになったことは、大都市における人口減が明らかになってきたことで、都市部が地方を補う経済構造の根本が崩れ始めたことだ。我が国日本の行く末をどう考え、どう変えて行くのか、その答えを出すのはとても難しくて自分には名案が浮かばない。「外国人の居住者」を増やすことも重要な解決策だと思うが、外国人には表面的親切だが、根本的には排他的な考え方を持っている日本人にはハードルが高そうだ。
「人口減少はその国の経済発展にとって必ずしもマイナスではない」と直近の法定研修会で、「ジョージアは人口減少しているがGDPは着実に伸びている」、と言っていた講師がいたが、国家全体の人口が435万人の国と1億人を超える日本を比較しても、その論理性に首を縦に振ることは自分には出来ない。
東京都に目を向けてみれば、総人口1351万3734人と2010年調査より2.7%増加したが、2010年、2005年当時より伸び率は鈍化している。そして1世帯当たりの人数は2.02人と2人割れ寸前となり、今後、高齢化も加速していく可能性がある。
自分が子供の頃、経済は急成長を遂げ、人口は増加の一途をたどり、ベッドタウンやドーナツ化現象等、今の社会の教科書には出ていないような言葉を聞いて見て、感じ取っていた。あれから半世紀、正直、人口が減少する社会を見るとは思ってもみなかった。自分たちはともかく、将来のある若者たちが人口増加、物価上昇、賃金上昇を経験できる時代が来るのだろうか?最近はこんなことを考えながら時を過ごすことが多くなった。
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