私について #268 (59年ぶりの大学日本一!)
18年ぶりの東京六大学春季リーグ戦優勝の余韻冷めやらぬ中、2017年6月11日、母校の硬式野球部は、第66回全日本大学野球選手権大会にて1958年以来59年ぶりに優勝旗を手にした。自分は1957年生まれだが、今に至るまで母校は大学日本一の座から遠ざかっていたことになる。春季ーグ戦優勝も素晴らしいが、そのまま日本一の座を獲得する等、正直どのOB/OGも期待していなかったし、想像もしていなかったと思うが・・・。少なくとも自分はそうであった。1952年(昭和27年)に始まった全日本選手権大会の65年間の優勝校を見てみると、第1回の慶應義塾大に始まり1987年程までは東京六大学、東都大学等東京周辺の連盟所属の大学が優勝常連校となっていたが、それ以後は関西、東北地方の連盟所属の大学が力を伸ばしてきて、東京周辺の連盟所属校にとってはかなり優勝へのハードルは高くなってきていた。そんな中母校は苦しみながらもトーナメントを勝ち抜き日本一となったのだ。大学自身が過去半世紀にわたって体育会活動に力を注ぐことがなかったこともあり、自分らOB/OGも「母校の大学日本一」など全く期待していなかった中で、日本一の座を獲得した学生たちを誇りに思う。2017年6月11日は、立教大学OB/OGにとっては忘れることのできない一日となった。
加えて母校硬式野球部OBである長嶋茂雄氏が神宮球場にて観戦をされたことが、OB/OGにとって、また一つ嬉しい出来事となった。1957年大学日本一を経験され、大学野球で立教大学を有名にしてくれた、あの長嶋茂雄氏が、自分らと一緒に母校の応援をしていたことはこの上ない喜びだった。1974年10月14日の長嶋茂雄選手の引退セレモニーで、多くの日本人を涙させたあの人とともに喜びを分かち合えたことは感激の一言。
たかが野球されど野球。と言うか、多くの仲間で同じ出来事に感動することができることの心地良さは何事にも代えがたい。還暦を迎えても心はそれを忘れないようにしておかないといけない。
お問い合せ