私について #285 (無電中化の促進)
ここ最近もインバウンド旅行者が順調に増え続けているようだが、日本の伝統・文化・風景・日本人について、彼らが良い印象を持って帰国し、その日本を訪れてくれた人たちが地元の家族やお知り合いに日本の良さをアピールし、そして一層インバウンド旅行者が増えることを期待したい。
海外旅行好きにとって、ニューヨークやロンドンのような欧米の大都市訪問は外すことはできない訪問地であるが、何処の地も個性的で味のあることは間違いない。そしてわが日本の代表的な大都市東京も、自分達日本人のみならず、インバウンド旅行者にとっても、個性的で味のあるところだと思ってもらえるところだと確信している。2019年にはラグビー ワールドカップ、2020年には、オリンピック・パラリンピック開催とスポーツの大祭典が控えており、インバウンド旅行者が益々増えていく環境が整えられつつある。
東京都は2018年2月9日、電線を地中に埋めて電柱をなくす無電柱化について、今後10年の中期計画の素案をまとめた。現時点の計画では、環状6号線(山手通り)の内側、を重点整備地域としていたが、今後は環状7号線の内側、までその範囲を広げるとのことだ。防災・合理的な土地利用・景観・美観を考え、将来に向けて、小池知事率いる東京都が本気でこれを進めるのか注目に値する。
確かに東京は、多様な面で世界に引けを取らない素晴らしい大都市であるが、唯一東京がニューヨークやロンドンなどに劣るのは、そこら中に張り巡らされた電線だろう。さすがに都心のビジネス街に電線が垂れ下がっていることはないが、一度住宅地に入り込むと、電柱が、時には通行人の行く道を邪魔するように立っているのは、日常の我々の生活にもマイナスなものとなっている。
今回東京都がぶち上げた、無電柱化推進計画。多くの時間とお金と時には交通渋滞を招き、推進するのはかなりの覚悟が必要となるが、この計画が環状7号線の内側の景色をどう変えていくのか?電線・電柱の無いすっきりとした東京の街並みを見てみたいと思う。
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