2018/11/21 10:03:50

私について #303 (カリスマ経営者の正体)

1954年3月9日、レバノン人の両親を持つカルロス・ゴーンは、ブラジル北部、ボリビアとの国境近くのロンドニア州で生まれた。幼少のころは生活環境のあまりよくないエリアで育ったため病気がちとなったため、6歳の時に姉妹ともども、レバノンのベイルートに転居した。ベイルートで中等教育まで受け、その後はパリでエリート養成校の一つを卒業し、1978年にパリ国立高等鉱業学校で工学博士を取得した。大学卒業後は欧州最大のタイヤメーカー ミシュランに入社し、30歳の時に南米ミシュランのCOOに任命された。その後も同社で順調に出世街道を歩んでいたが、1996年フランスの大手自動車会社であるルノーの上席副社長としてスカウトされた。1999年には、その当時瀕死の状態にあった日産とルノーの資本提携が実現し、カルロス・ゴーンはルノーでの役職を維持しながら日産のCOOに就任し、家族ともども日本に移住した。


2018年11月19日、カルロス・ゴーンに関して「金融商品取引法違反容疑で逮捕」という衝撃的なニュースが流れた。容疑内容は、1)役員報酬を約50億円少なく有価証券報告書に記載した、2)リオデジャネイロ、ベイルート、パリ、ニューヨークにおける高級住宅を日産グループに購入させて、それらを無償で提供を受けていた、3)カルロス・ゴーン ファミリーの私的な費用や彼の姉に対し、業務実態がない中コンサルタント契約を結び、数千万円の報酬を払っていた、などなど。


国内5工場の閉鎖、3年半でグループ全体の14%にあたる21,000人の人員削減=日産リバイバルプランと銘打ったリストラは過去に例のない規模だった。そして、その改革は次第に結果となって現れ、2001年3月期には過去最高益を記録し、その後も好調な決算数字をたたき出し続けた。瀕死の日産をよみがえらせたのを機に、カルロス・ゴーンの評価は「カリスマ経営者」として、とりわけ日本で高まった。


しかし、その成果を世間が称えすぎたのか、カルロス・ゴーンは次第に日産を私物化する行動をとり始めた。彼は、グループで14万人弱の従業員を抱える日産のCOOとして相応しくない行動をとり始めた。1)から3)の容疑内容を見ると、今まで彼が日産のCOOとしてとってきた政策を実行してきた人間とは思えない、姑息で無礼な人間に見えてきてしまうのが情けない。フランスのルノー、日本の日産、三菱自動車の3社連合の社長兼CEOで高額の報酬を得ている人間であるにもかかわらず、ある意味日産を食い物にし、公私の区別をつけず、まるでその辺の自営業者のように会社の金を自分やその血縁者のために使ってきた姿。今頃拘置所で何を思って時間を過ごしているのだろうか?もしかしたら自分がしてきたことは間違っていないと弁護士に話しているのかもしれない。


過去、日産リバイバルプラン等で、同社を離れなければならなくなった人たちの思いはいかばりか。そうは言っても、日産を立て直した人間だからやはり凄い人間と思うのか、それともとんでもない奴だと思うのか。時間が経過し、ここ数日は、この事件は「カルロス・ゴーン一強体制に対する、日本人経営者によるクーデター」とのストーリーが流れてきているが、いずれにしても、日産の日本人経営者もとても褒められたものではないとの実感がある。過去数年にわたり、利益を吸い取られてきたにもかかわらず、物申すことができなかった現日本人経営者。今後は「法人 日産」も捜査対象となることは間違いないので覚悟しておくべきだ。






会社概要

会社名
Grande Plaine
カナ
グランド プラン
免許番号
東京都知事免許(2)93934
代表者
大原 仁
所在地
1510064
東京都渋谷区上原2丁目17−2アハトインセルン 101
TEL
代表:03-5738-7028
FAX
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10:00〜17:00
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不定休
最寄駅
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徒歩10分
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