2018/12/18 12:50:44

私について #306 (ふたご座流星群と丹頂鶴に会いたくて)

丹頂鶴・ふたご座流星群は自分にとってはいつか真剣に鑑賞してみたいものだった。それを達成するにはどうしたら良いかを考えたら、北海道東部へ旅することがベストだ、との結論を得たため行ってきた。羽田を離陸し80分ほど、たんちょう釧路空港に着陸したら、さすがにそこは北の大地、一面真っ白だった。午前中に到着したこともあり氷点下5度と、東京の人間にはなかなか厳しい気温だったが、寒さ対策が功を奏し、実際寒さを感じることはなかった。その後レンタカーで鶴居村へ移動し、丹頂鶴がいるスポットで鑑賞した。長くて細い脚、全体的に白が主体であるが、尾は黒い羽根で覆われていて、大地一面が真っ白ということもありなんとも言えない美しさがあった。地上で餌をついばむ姿、2羽で仲良く飛行している姿、着陸時に大きな羽根を広げ着地する姿は本当に優雅で、寒い中での鑑賞であったが、時間の経過を忘れさせてくれるものだった。特に夫婦は仲が良く、いつも2羽で活動している感じだった。時に、首の部分がまだ茶色の毛に覆われている、子供を連れているつがいもいて、彼らは子供に飛ぶことを促しながら、子供の成長を願っているようだった。


2018年のふたご座流星群は12月14日21時ごろ極大となるとのことだったので、鶴居村で丹頂鶴鑑賞を終えた後陸別町へ向かった。陸別町は北海道でもとりわけ寒いと言われる星空の街であり、かつ、時に赤色の低緯度オーロラを観測できる街だ。そんなこともあり、自然環境に恵まれた陸別町には、りくべつ宇宙科学館と言う天文台がある。14日19:30からふたご座流星群の説明会が開催され、その後天文台の屋上に行き、そこに敷いてある畳の上に寝ころびながら流星群を鑑賞した。とは言っても、その日の日没後の陸別町の気温は氷点下17度と、寒さ対策をしていても15分程度じっとしているのが限界で、室内に戻り暖を取るなどして流星の観測を行った。一時間ほど屋上にいたが、20個強の流星を見ることができた。その他、地元の天文学の勉強をしている学生たちが、天文台の望遠鏡、「りくり」を屈指して、天王星、火星、オリオン大星雲などを見せてくれた。ここは年間を通して「りくり」で様々な星々を鑑賞させてくれるようだ。


寒いけど、冬の北海道でも魅力的な自然が多くあり、経験したり鑑賞したりすることができる。屋外は寒いが、屋内は手ごろな宿でもとても暖かい。温泉もあるし、とても魅力的な地だ。







2018/12/09 17:43:11

私について #305 (投資と投機の違い 仮想通貨の将来)

投資(Investment)というのは生産的な手段のために,中長期的に運用しその果実を受け取ると言うこと。株式投資で考えると、投資家は企業(経営者)に出資をし、企業はそのお金を使って事業を行い、その事業から得られた収益を配当や株価上昇(企業価値上昇)という形で還元される。投資というものは、それによって付加価値が創造されると言う点に注目することが出来る。


投機(Speculation)とは、短期的な見地において、価格変動を機会=チャンスとして捉えて取引をすること。基本的には、短期的な値上がりを期待して資金投下し、将来的な付加価値の創造は期待しない。一般的にはギャンブルやマネーゲームと呼ばれ、あまり好印象をもたれることは少ないのが現状。


仮想通貨ビットコインの価格下落が止まらない。2018年12月7日には一時、前日比1割強急落し3,300ドルを割り、1年3か月振りの安値水準となった。2017年12月に高値を付けた後、現在の価格はその6分の1となり、市場参加者はなすすべを持たない状況となっている。その理由は3つ。1)2017年初からグローバルベースで規制当局が介在していなかった中、投機的な値動きの中で上昇トレンドが2017年末にかけ続いたが、その後の急落以降、行き過ぎたレバレッジ取引の逆回転が始まり、市場参加者、とりわけ相場急落で証拠金の追証が発生した個人からの損失覚悟の売りが続いている、2)マイニング(採掘)市況の悪化。マイニングは計算処理や機器の冷却に大量の電力を消費するなどコストがかかるが、足元の相場下落で事業採算が合わなくなり、マイナーの撤退の動きが顕著となってきた。撤退に併せ手持ちの仮想通貨を手放し、それが下落に拍車をかける構図が透けて見える。3)世界各国の規制当局の動きは、仮想通貨市場の復活を後押しするものは無い上、税務当局も仮想通貨を課税対象にする方向に動き出した。


もともと 仮想通貨は金融商品のような本質的な価値が無く、決済通貨としてグローバルベースで、その機能が期待されていたが、その機能が発揮される前に、一つの投機対象商品となってしまった点で、残念なものになってしまった感がある。遅ればせながら、日本にも急速にキャッシュレス化の流れが生まれてきた中で、今後、仮想通貨はどう生き残っていくのかが注目だ。






2018/12/06 15:09:20

私について #304 (言うは易く行うは難し キャッシュレス化への道)

安倍首相が発表した、2019年10月予定の消費税増税後にキャッシュレスで支払えば5%分を還元する、との政策に国民の多くはどう感じただろうか?自分は、国家歳入を増やすために実施する2%の増税において、キャッシュレス決済すると5%を還元する、とのコメントを聞いた時には瞬間違和感を感じた。そして、その先を辿っていったら、その還元は2020年6月までの9か月間の時限措置と聞いて、益々違和感が増すこととなった。ここ数年、キャッシュレス決済に慣れ親しんだ、インバウンド旅行者が急増してきたことや2020年までにはインバウンド旅行者数4,000万人を目標としたことで、政府は、キャッシュレス決済比率20%にとどまる日本の現状に風穴を開けたかったのか?政府の「心のうち」はよく見えない。


ショップで1,000円以下の物品を買う時でもクレジットカードやデビットカードを日常的に利用している欧米社会を見てきた自分も、いちいち小銭入れからコインを出し入れする面倒くささを考えれば、世の中がキャッシュレスに代わっていくことは、ある意味大歓迎である。今では鉄道系・商業系電子マネーカードでクレジットカードに紐付けできる物を、自分もいくつか持っている。しかしながら、日本ではその電子マネーカードの使い勝手が各カード会社によって縦割りになっていて、自分ら一般消費者にとっては、中途半端なものになっている。ショップによって使用できるカードが異なり、一・二枚のカードで完全なキャッシュレス状態を作り出すことはできない。カード会社とショップの関係もショップがキャッシュレス決済を取り入れるには、そこそこ高額な手数料をカード会社に支払う必要があり、それがために、ショップ側のキャッシュレス化もなかなか進んでいかない。


そんな中、ここ最近注目されているのがQRコード決済。ここ数日、目立つ宣伝をしているのが、ヤフーとソフトバンクの共同出資でQRコードやバーコードを使ったスマホ決済を手掛けるペイペイ。この決済を利用すると、12月4日から利用料金の20%を消費者に還元する大規模キャンペーンを展開しているそうだ。どうもこれが受けているようで、大型量販店ではこのシステムを利用した買い物客が激増しているとのこと。また、これはショップ側にも手数料が割安になっていて、ペイペイはここで一気に加盟店を増やそうとしている様子。


ただ、決済端末費用を大幅に削減できる、QRコード決済においても弱点があり、現在10社が乱立している中で、QRコードの規格統一ができておらず、結局、各社縦割りの構図になっていることで、消費者がよりQRコード決済を増やそうしたら、QRコード決済会社各社のアプリをスマホに落とし込んでいかなければならず、スマホ内のアプリもどんどん増えていくことになる。ちょっと面倒くさいとの印象がある。


冒頭の安倍首相直々の発言もあり、経済産業省、決済事業者は「キャッシュレス推進協議会」をつくり、QRコード決済の規格統一に乗り出した。将来は複数のサービス・アプリによる支払いが一つのQRコードで済むようになる可能性があるとのこと。ぜひ、早期実現をお願いしたい。







会社概要

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グランド・プラン
カナ
グランド プラン
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不定休
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