2020/03/02 11:21:19

私について #330 (ウユニ塩湖への旅)

羽田を離陸してから12時間15分、ロンドン ヒースロー空港に到着した。新型コロナウィルスの広がりで日本人の英国入国に制限がかかっているかもしれないという、不安感を抱きながら入国審査場に向かった。到着が13時ごろだったこともあり、まだ到着便が少なかったのか、ことのほか閑散とした雰囲気でかつ検温されることもなく入国審査場に到着。行ってみると係員に自動入国審査の列に並べと言われ言われたまま、パスポートを所定の位置に置きカメラに顔を向けたらグリーンのサインが現れ1分もかからず無事英国に入国できてしまった。日本を出発する前、ロンドン在住の友人から、ほとんどの在英日本企業は従業員に対し出張禁止命令を出している、という話を聞き戦々恐々としていたものの、実際に行ってみたら簡単に入国できたことに驚いた。入国手続きが短時間で終了したため、チリ サンティアゴへの乗り換えまでの6時間を使い、ロンドンの街中へ出かけることにした。ヒースロー エクスプレスでパディントン駅に行き、そこを起点に懐かしのロンドンの街でショッピング、散歩を楽しんだ。


ヒースローを離陸してから14時間30分、チリ サンティアゴに到着。初めて降りたった地であり、南半球のそこは夏でドライながら摂氏32度だった。サンティアゴはチリの首都で標高500mにあり、東にはアンデス山脈が広がっていた。早速空港内のホテルにチェックインし2日間、ここ数日の睡眠負債を取り戻すべくベッドでの就寝と市内観光を楽しんだ。


ウユニ塩湖までの道のりはまだ続き、サンティアゴから3時間のフライトを経てボリビアの首都ラパスへ到着し、そこでウユニ行きのフライトに乗り換え1時間弱、やっとウユニの街に到着した。ウユニは富士山の頂上とほとんど変わらない、標高3,700mの高地にある砂漠地帯の街だ。塩湖は街から車で40分ほど行ったところにある。今は雨期にあたり降った雨は、乾季には真っ白な湖面を覆い、風が無いときは湖面を広大な鏡に変化させるのだ。そして、湖面は天空の鏡となり、日の出、日中の青空と雲、日の入り、そして夜空にちりばめられた星々を幻想的な姿に変えてくれるだ。自分たちは4日間滞在し、寝る間を惜しみながら幻想的な景色を堪能した。また、ウユニ塩湖はリチウムの埋蔵量で世界の50%を占めるとみられているが、地球温暖化防止のための温室効果ガス削減が叫ばれる中、リチウムの重要性は将来的に益々高まると予想されることから、新たなリチウム産地としても注目されている。それに関して言えば、今後開発の手が入ることになることが予想されるが、今の美しい姿を決して壊さないような形で進めることを強く望む。


ラパスもなかなかユニークな街。エル アルトにある空港は標高4,050mと富士山よりはるかに高い所にある。ラパスの街自体は、空港周辺から見ると谷になったエリアに形造られていて、街全体の標高差がかなりある。自分たちが宿泊したホテルは谷底にあり標高3,200mだったが、いわゆる、中心地は標高3,700mあたりとなっている。そしてこの街にはMi Teleferico(ミ テレフェリコ)というロープウェー システムがあり、現在10路線が営業している。これがとても安くて便利で1路線一人70円から100円くらいでアンデスの名峰、市街地を観察することができ、息苦しさを感じることなく移動ができる優れものだ。


帰国後は不透明感の強い現実の世界へ。世界的に人・物・金の動かない状況が益々強まっていくけど、この反動は恐ろしいものとなりそうな気がする。いやいや、そんなネガティブな考え方は持たず前向きに生きていかねばいけない。







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