2020/06/08 10:20:30

私について #338 (感染症蔓延時の株高)

レインボーブリッジや都庁庁舎が赤い電飾で染められた東京アラートが発令中だが、街には多くの人が戻ってきており活気が戻ってきた感がある。そんな中でも、日本人は道徳心が高い人が多いため、ほとんどの人が感染症対策を施しているのが見て取れる。繁華街や医療施設等でのクラスターは散見されるものの、過去数か月間毎日見られた危機感を煽るような報道も限られてきていて、気持ち的には多くの人が安ど感を取り戻してきているに違いない。第2、第3の波の到来は避けられないであろうから、今後も感染症対策の継続は必要だが、以前の暮らしを取り戻すことはそれ以上に重要な状況へと変わってきた今日この頃。


そんな中、世界の株式市場を見渡すと、特に先進国における株式市場は,2月下旬の暴落からの回復が著しいのが見て取れる。3月11日のパンデミック宣言後、日本のみならず世界の主要企業の業績悪化が報道されてきたが、今はそのような悪材料を無視するかのような動きが展開されている。日経平均は今年1月20日の24,083.51円という直近の高値を付けたが、3月19日には16,552.83円まで暴落し、今日現在23,000円台と1月の高値にあと1,000円足らずと迫っている。見渡せば、先進諸国の株式市場は、パンデミックは過去のもの、と言わんばかりの勢いで回復しているのだ。


株式市場など金融市場を大きく動かす要因は、大規模な資金の流れの変化である。一般的に個人投資家が株式投資をしようとする場合、投資したい企業を探しその業績分析を行い、投資することが重要と言われている。しかし実際はそれだけでは株式市場で投資収益を上げることは難しいのが現実。株式市場で投資収益を上げるには、短期・中期・長期ベースで大きな資金シフトが起こる機会を見つけることがより重要となる。今回感染症拡大で世界中の政府が非常事態宣言を発令し、人・物・金の動きを止め、ある意味経済活動を犠牲にし、感染拡大を防ごうとした。その結果、世界中の市民生活は消費活動や収入を得るための労働も制限され、企業は生産・販売活動が制限され収益機会を失った。そんな中、各国中央銀行は大規模な金融緩和策を行い、金融市場に莫大な資金を投じた。その資金は、規模の大小を問わず企業や事業者へ、市中銀行から融資という形で貸し出され、彼らの事業活動をサポートする実需資金として使われたが、一方では、投資家・投機家のもとには投資・投機資金として行き渡った。今世界の株式市場を上昇トレンドに載せているのは、まさしくこのような緩和マネーで、その緩和マネーが先進国の株式市場に向かい、結果、大量の資金シフトが起こり、現在の市場レベルを形成している。そのような状況下、残念ながら、我々個人投資家はほとんどと言ってよいほどこの相場に乗れていない。ここ数ヶ月、日本でも個人投資家がネット証券を通じ日本株市場に参入する動きがみられたが、おそらく、何もできないまま日経平均は今のレベルに到達したと思われる。生活実体験を通じて相場観を持とうとする自分ら個人投資家には、今、目の前で苦境に立たされている中小規模事業者の姿を見ながら、急上昇している株式市場に参入することはほとんどできなかったのではないか。


感染症蔓延による世界的な自国主義の台頭そして国内紛争。世界中が内向きになり、人々の心が割れてきている感じがする中、世界の株式市場は今後もこのレベルを維持できるのか?金融緩和マネーによる過剰流動性相場の賞味期限はいったいいつなのだろうか?今後は、投資家としての技量が問われる相場が続く。







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