私について #355 (努力は必ず報われる by 池江瑠花子)
コロナ禍の中、7月のオリンピック・パラリンピック開催に向けて様々な準備がなされている今日この頃。一方、報道番組では感染症蔓延第4波だ、とまた騒々しくなってきていて、自分を含め国民のオリンピック・パラリンピック開催に対する期待と不安が入り混じった状況が続いている。
4月4日、東京オリンピック代表選考会を兼ねた水泳日本選手権で池江瑠花子選手が女子100mバタフライ決勝で優勝し五輪出場を決めた。その泳ぎは最初から最後までレースを優位に進めていたが、特に後半50mの泳ぎは力強く伸びがあり圧巻だった。代表権獲得者に対するインタビューでは感極まりながらも冷静に心の内を話す姿を見て、日本のみならず世界のファンを魅了したことだろう。闘病を終え、マイナスからのスタートで2024年のパリ大会に照準を合わせていた彼女の思いが、3か月後の母国での大会出場権獲得に変わり、自分でもなかなか心の整理がつかなかったに違いない。その偉業に一人のファンとして、自分も涙が止まらなかった。昨夜も100m自由型準決勝で力強い泳ぎを見せたが、今夜の決勝ではもう一つの代表権を得ることだろう。
4月3日、舞台は米国ジョージア州 オーガスタ・ナショナル ゴルフクラブ。ここは男子プロゴルフ4大メジャー大会の一つマスターズが開催されるゴルフ場。そこで開催された、オーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権で兵庫県滝川高校2年 17歳、梶谷 翼選手が優勝を飾った。2019年にこの大会が初開催され2020年はコロナ禍で中止となり、今年で2回目の大会で日本人女子が優勝した。昨今、世界で日本女子若手プロゴルファーの台頭が目だってきているが、その予備軍として17歳の梶谷選手の優勝は日本女子のレベルの高さを証明するものとなった。
皆で喜びあえるような、楽しいことが期待できるような世の中の到来を目指し、感染症蔓延対策を怠りなくやっていきましょう。
お問い合せ