2016/03/27 10:45:52

私について #230 (労働事情の変化)

2016年3月24日付、日経トップ「残業80時間で立ち入り」。こういう記事を読むと自分の生きた時代との違いをひしひしと感じる。


自分らの若かりし頃は残業すると残業代がもらえ、その金額は、当然のことながら、残業時間が多ければ多いほど自分の収入増につながった。そういった意味で、若手社員は残業は進んで行う、という感覚を持っていた気がする。しかし昨今は、1ヶ月の残業が100時間に達するような社員が一人でもいるような企業には、労働基準監督署の立ち入り調査が入り、今後はその基準を月80時間まで引き下げる方向になるとのこと。


なぜそんなことが経済新聞の記事のトップを飾るのかを考えると、残業というものの定義が変わってきたということなのかもしれない。30年前はやるべき仕事が終わるまで業務を続け、その結果、社員は自主的に残業することとなり、その代償として企業は残業代という手当を支払っていた。しかし、現代の残業は、社員が業務遂行のため残業をしても企業がそれに対する代償を支払わないことが多くなり、それにより社員の心身の健全性を失わせるケースが増えているようだ。 2015年の労働力調査によると全国の常勤労働者の数は約5000万人。このうち月80時間以上の人は300万人との調査結果がある。そして企業が社員をタダ働きさせている実態は、自分らの想像をはるかに超えるレベルで起こっているようだ。


残業している人のすべてがタダ働きをさせられているとは思わないが、これだけ社会問題化していることを考えれば、国の関与が強まることも致し方ないかと思う。企業は社員の働きぶりを正当に評価する義務がある。







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