私について #256 (2017年 還暦)
2017年の幕開け。今年はどんな年になるのか。なんとなんと、自分は今年60歳になる。幼少期のころ、幼稚園に始まり大学卒業までの学生時代、そして社会人になってからの自分の過去について思い出すことは多々ある。平凡なものであるが、自分にとってはどれもが宝物のように思える。
それにしても自分の生きてきた60年間、世の中はずいぶんと変わった気がする。学生時代を終え社会人になって間もなく、今後社会は情報技術(IT)の進歩で社会構造が大きく変わると言われていたが、今まさに自分たちはそんな社会構造の中にいることを実感する。当時言われていた通り、自宅やオフィスのPCから様々な情報取得やショッピング、銀行で長い列に並ぶことなく送金ができるようになり、時間節約など多くのメリットを享受することができるようになった。
一方、ITの進歩は人間の生き方を良い意味でも、悪い意味でも大きく変えた。大学生の就活に際し、受け入れ企業は学生に対しエントリーシートの作成・送付を義務つけるところが多いようだが、企業によっては、数万人のエントリーシートが送られてくるとのこと。そんな数のエントリーシートを人事担当はどのように処理し、優秀な人材を採用するのだろうか?自分達の頃に比べて学生数は減少しているのに、企業によっては30年前に比べると応募者数は明らかに増加している。多くの学生は、同じ大学の先輩社員と面談するのがせいぜいで、人事担当に会うことができないで終わるのだろう。学生にとってとても応募が簡単になった半面、企業にとって応募者の急増で対応が難しくなっているような気がする。履歴書・成績証明書を提出していた、自分たちの時代と比較したら、当時であれば、人間同士は顔と顔を突き合わせて、直接コミュニケーションを図ることが自然であったが、今はお互いが近くにいても、スマホなどの通信手段を使うことが多くなった。
これからは人と人のコミュニケーションが減少し、ロボットのような人工知能を持った者たちと会話をする時代が来る。余暇でどこかに行った時、ロボットがホテルでいろいろ説明してくれるケースが多くなるだろう。そんな時でも、普通にしらけることなく対応できる人間にならなければならない。そう思って生きていくことにしよう。
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