私について #272 (セミの鳴き声が聞こえない夏)
毎年に夏になるとそうだが、暑い暑い、と言う人が多くなる。確かに暑いことは暑いが、それがいかにも迷惑、のようなことを言う人がいるのが少し面白い。日本は世界でとても珍しい四季のある国だ。春・夏・秋・冬一年を通して自然は毎年間違いなく色や雰囲気を変えてくれるので、日本人はそれを視覚や肌で感じることができる。これはほんとに恵まれたことである。だから夏は皆が汗をかきながら暑いと言うのは、とても健全な事なのだ。ただ最近は自分で自分の体調を管理できない人が増えたのか、熱中症で担ぎ込まれる人がたくさんいると、ニュース報道までされてしまう状況。皆さん、熱中症で倒れないよう、水分補給はこまめにしましょう。
自分も暑い中、汗をかきながら外を歩くことが多いが、最近一つ気になることがある。もう7月も最終週だというのに、自宅近辺でセミの鳴き声が聞こえないことだ。自分の印象では7月に入れば、ミンミンゼミやアブラゼミの大合唱が日々繰り広げられるはずであったが、今年はそのような状況になかなかならない。自分の甥っ子で虫好きの大学生に聞いてみたら、大学の周辺では今日も元気に鳴いていますよ、と言われ少し拍子抜けしたが、セミの鳴き声が聞けないのは上原界隈だけなのだろうか?
ところで、ここ数年思うことだが、梅雨が梅雨らしくないこと。今年も一応、梅雨前線が日本列島に停滞したものの、それが全国的に雨を降らせるのではなく、線上降水帯というエリアが発生し、そのごく一部の区域にのみ強い積乱雲が停滞し豪雨を降らせ、その地域に甚大な被害をもたらす。一方、日本全国ベースで考えれば降水量は少なく、カラ梅雨に近い状態となった。何ともやるせない今年の梅雨だった。
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