2018/07/03 15:32:36

私について #294 (ワールドカップ ロシア大会)

大会前の下馬評をあざ笑うかのように、日本代表、サムライ ブルーは目を見張る戦いぶりを見せた。大会前、親善試合でのふがいない戦いぶりと、それが原因と思われる、前監督の更迭で揺れに揺れた中、本選を迎えた日本代表にとって様々な面で厳しい視線が注がれていた。日本人の誰しもが応援していたものの、内心グループリーグ突破は不可能と思われていた、確かに自分もそう思っていたが、初戦のコロンビア戦で、開始早々、コロンビアの選手が一発レッドカードで退場処分を受けたことで、日本代表のスイッチが突然入った感じがした。実際そのコロンビアから1勝をもぎ取り、セネガルとは引き分け、ポーランドには1敗を喫したが、1勝1敗1引き分けで、めでたく決勝トーナメントへと駒を進めた。決勝トーナメント進出においても、セネガルとのきわどい勝率争いでは「フェアープレーポイント」の差で日本が優位なポジションを得て進出を決めた。


決勝トーナメント初戦、FIFAランク3位、メンバーのほとんどが世界トップクラスで、そんなにプロのサッカーを目にしない自分でもよく耳にしていた、有名で才能のあるスター軍団を擁するベルギーとの対戦だった。個人的にはベルギーが今回の大会を征するチームだと思っていたので、そういった意味で複雑な心境であったが、試合前はベルギーの勝利を想定していた。しかし、その試合の日本代表は凄かった。前半スタートから一方的に押されていた日本代表が2つの神業的なシュートで2点を先取し、その後は、ベルギー相手にほとんど互角の展開を続けた。とりわけ凄いと思ったのは、ベルギーが足で放ったシュートを、日本代表が体を張って防御し、ボールをゴールに運ばせない状況が続いたことだ。あの時スター軍団たちもかなり焦っていたことが表情で読み取れた。アザール、デブライネ、そして、ルカクも。彼らは間違いなく敗戦を頭に浮かべたと思った。最終的には、ヘディングと速攻で3点取られ敗戦となったが、自分的には、長年日本代表の戦いを見てきた中で、このベルギー戦は世界レベルのチームのゲームだと思った。2014年のブラジル大会からメンバーが大きく入れ替わっていないが、この試合を見る限り、ほんとに選手全体のレベルアップが感じられた。ロシア大会出場のための予選会や親善試合であぶなかっしい戦いぶりを見せてきたチームとは思えないほど頼もしかった。


前監督と選手との確執とか、いろいろ大会前にあまり聞き心地の良くない話があったが、このベルギー戦を見る限り、日本代表は前監督の目指す戦いを実現したように感じた。メディアからは現監督の評価しか出てこないが、技術的には前監督の流れ、精神的には現監督の上手さが結実したというところではないか?前監督も日本代表の戦いぶりに敬意を表していることだろう。とにかく、今までとは全く違う日本代表の戦いぶりを見ることができて嬉しかった。






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