2019/04/11 15:42:02

私について #313 (パンダと熊野三山)

小学校に上がる前だったか、父と二人で和歌山県の那智の滝・瀞八丁を訪れたことがあった。東京駅から151系の「つばめ号」に乗って、おそらく、名古屋から近鉄で伊勢経由で行ったと思うが、あまりはっきりは覚えていない。なぜ父と二人きりで行ったのかもよく覚えていない。もしかしたら、小学校の入学祝旅行だったのかもしれない。なんとなく懐かしくて、今回、行ってみることにした。


2018年8月14日、和歌山県南紀白浜にあるアドベンチャーワールドでジャイアントパンダの「彩浜」が生まれたが、出生時75gしかなく、その後の成長が危ぶまれたが、8カ月を過ぎた今はお母さんといっしょに元気で歩き回ったり、階段から落ちたりはしゃいでいたので安心した。今回はこのベイビー パンダに会いに南紀白浜空港から紀伊半島の旅をすることにした。


レンタカーで熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社・那智の滝を巡る旅は、紀伊半島の山道をドライブする旅だった。紀伊半島は山深いことから、ドライブは神経を使うものになると思っていたが、実際は一般的な山道で、ある意味快適なものだった。また、関東は今年の桜開花以降の気温が低いことから、桜の花が長持ちしている状況だが、紀伊半島も状況は同じで、ドライブがてら見た川沿いの桜並木の多くは、ほぼ満開の状態で美しかった。ただ、一部の道路際の山肌では土砂崩れの後や砂防ダムの建設工事現場とか、様々なところに災害の後が見られた。ここ数年、紀伊半島では大雨による災害で大きな被害があったこともあり、今回自分が目にしたものは、その後の復旧活動だったことが良くわかった。飛行機が着陸する直前に紀伊半島の山々を見ることができたが、上空からもあちこちで土砂崩れがあったことが見て取れた。ここもと、日本列島の山が保水力を失っている、という話を聞くが、まさにそれを見せつけられた感じがした。


那智本宮大社から南下し、新宮市に至る道沿いの熊野川は、莫大の量の砂利と川幅を持った大河であった。今は水量の少ない時期だからやたらと砂利が目立ったが、大量の水量がある時は、おそらくとてつもない大河に変身するのだろうと思った。その熊野川を左に見ながら熊野速玉大社に寄り、その後、熊野那智大社に向けてドライブを続けた。500段弱の階段を上ると、そこには55年前に父と参詣した熊野那智大社があり、そこから青岸渡寺を抜け那智大滝の滝つぼまで行ってみた。子供の時に見た那智の大滝より、水量が減少したように感じたが、やはり、立派な滝であることには変わりはなかった。今回は亡き父に代わり、家内と来ることができたのは素晴らしいことだった。


昨年・一昨年の四国88か所霊場巡りに続き、今後は熊野古道歩きにも挑戦してみたいと思った。









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