私について #334 (政治3流の国!)
日本人そして日本の文化・伝統が世界でも脚光を浴びるようになり、ここ数年インバウンドと呼ばれる海外からの旅行者が多く日本を訪れるようになった。昨年はラグビーワールドカップが開催され、世界の多くの人たちが日本人そして日本の文化・伝統に益々興味を持つようになり、やっと日本もグローバルな世界へその第一歩を踏み出したことを強く感じるようになった。しかし、無情にも世界的な感染症拡大で人・物・金の流れが止まり、同時に日本へのインバウンド流入も途絶えた。この状況がいつまで続くのか全く見当がつかない中、インバウンド流入が途絶えたのはしょうがないとしても、感染症蔓延リスクの中、国民の明日の生活がどうなるかがわからなくなってしまった感が強くなってきた。こじんまりと生活している自分はなんとか今しのぐことはできているが、世の中には今この時の生活に追われている人が多くいることが推察される。経済がほぼ完全にストップしてしまった中で、多くの人たちが職と収入を失っているのが現状。この状況を少しでも和らげることができるのは政治家、それもその頂点に立つ総理大臣だと思うけど、ここ一か月の彼の言動を見ていると、比較的温厚な性格である自分にも腹が立つ場面が多くなってきた。意思決定能力の無さと第3者から見れば彼のプライベートな部分のメディアでの露出。どれをとってもはっきり言って失望感溢れる醜態の連続。
60年以上生きてきた中で、日本は経済1流、政治3流と言われてきたが、その概念はほとんど変わらないままだと思う。ただ1流の経済はここ数年の真の経済のグローバル化でその地位が危ぶまれてきている一方、日本は文化・伝統の面で世界で脚光を浴びるようになってきたが、それはとても誇らしいことだと思う。その流れは今後も維持していかないといけない。
今ここにある危機は、中長期に渡って企業に襲い掛かる危機である金融危機とは異なるもので、我々一般国民に短期的に直接襲い掛かるものだ。だからこそ時間をかけずに危機に陥っている人たちへ救いの手を差し伸べる必要がある。感染症拡大阻止と一般国民救済は同時に進める必要がある。「総額108兆円規模の緊急経済対策を実施する」などの政治家独特の枕詞はいらない。とにかく早く国民へお金を渡す必要がある。谷は深いかもしれないが、日本人には高い山を登りなおす力はあるはずだから。
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