2012/11/30 16:02:54

私について#89 (新幹線に乗って京都へ)

3年ぶりに秋の京都に出かけた。京都の町屋で宿を営んでいる友達と、京都でマンションを所有する姉夫婦を頼りに4泊5日のゆったり旅であった。


700系になってからの「のぞみ」に乗ったが、その素晴らしい乗り心地に感動した。日本の新幹線等、高速鉄道の運行システムおよび車両製作技術はほんとに素晴らしい。あれだけの高速鉄道で、5分に一本程度のインターバルで、通常であればダイヤにほとんど乱れの無い運行システムは、世界に類は無いと言える。また、時速300q弱で走行しているものの、乗り心地が良いこと、これまた世界で乗ったことが無い。この速度で走っているにもかかわらず、縦・横の振動がとても少ない。通路を歩いていても、体が振られる感じが殆んど無い。


サラリーマン時代、仕事やプライベートで欧州の高速鉄道に乗る機会が多くあった。特に、ロンドンーパリ、ロンドンーブリュッセルを結ぶユーロスターには良く乗っていた。ロンドン発パリ行に乗車すると、まず、英国の田園地帯を走るが、英国サイドは山は無いものの、丘陵地帯でそれなりに起伏があるエリアをドーバー方面へ向かうので、その時の速度は時速200q強程度で、カーブの時に横揺れがかなりある。そして、ドーバー海峡を渡り、フランスに入ると今度は平坦な土地にほぼ直線に敷かれたレールの上を時速300qで走り始める。これは、中々のスピード感である。しかし、平坦でまっすぐに走行している割には、結構横揺れがあり、通路をあるく時は、各シートを頼りに歩く必要がある。ユーロスターでは、簡単な食事が配膳されるのだが、配膳する人たちはかなり揺られながらの仕事となる。自分が日本人だから言うのではないが、高速鉄道技術は日本が間違いなく世界一だ。欧州ではドイツやイタリアでも高速鉄道に乗ったが、日本の新幹線並みの快適さをもたらせてくれるものは無い。米国・インド・ブラジルに日本の新幹線技術が持ち込まれたら、さぞかし素晴らしいことだろう。新政権が誕生したあかつきには、政府・民間で世界中の高速鉄道建設案件のマンデートを取って、日本の技術の素晴らしさを紹介してあげてもらいたい。


京都はとても元気だった。秋の紅葉シーズンだからであろうが、京都駅はもちろん、市内の至る所にあるターミナルや神社・お寺は人で溢れかえっていた。現役を引退されたと思われる方々を中心に団体旅行や気の合ったもの同士と思われる小グループ旅行者が中心であったが、今、外交的に冷え切っている国の人たちも多く秋の京都を楽しんでいた。


日本には素晴らしいものがたくさんある。世界には、日本を見たい、学びたいと思っている人たちがたくさんいる。企業・個人を問わず、これら素晴らしいものをもっとうまく紹介できる能力が日本には必要ではないか。自分もこういう人たちを日本に呼び込むことができるようなことをしたいと思う。






コメントを投稿する

投稿したコメントは管理者が承認するまで公開されません。
その他ご利用上の注意点はこちらをご参照下さい。





会社概要

会社名
グランド・プラン
カナ
グランド プラン
免許番号
東京都知事免許(3)0093934
代表者
大原 仁
所在地
1510064
東京都渋谷区上原2丁目17−2アハトインセルン101号
TEL
代表:03-5738-7028
FAX
代表:03-5738-7029
営業時間
10:00〜17:00
定休日
不定休
最寄駅
小田急線代々木上原
徒歩10分
メール送信はこちら
ログイン
 


このページのトップへ