私について #132 (Good deal)
昨日、区分所有売却の契約締結ができた。顧客は、大学時代からの先輩であり、ある意味気心の知れた方である。大学の集まりで再会した時に、自分が宅建業を始めたことを伝えたのだが、その時に今回の物件の話を聞かされ、最終的にそれをうまく約定につなげることができた。
先輩は、過去3年以上この部屋を賃貸に出したり、売却しようとすることなく、単に荷物置き場として、ある意味ほっておいたとのことであった。最初の段階では、賃貸に出すことを提案したのだが、先輩曰く、歳も歳だし、今後そこに戻る可能性が無いので処分したいとのことだった。最初この話を聞いた時、あ、やはりいた、という感じがした。立派な資産をお持ちになっていても、それを有効に運用していない人達が結構いることを・・・。自分の身近な人の中にも、この先輩のような方がいる。不動産というもの、とても資産価値の高いもので、使いようによっては、とても効率的に収入を生み出してくれたりするが、何もしないでいると、税金を払い出すだけの、ある意味厄介者になってしまう。起業に際し、自分はこのような方々にコンサルタントをさせていただき、共感して頂ければ、その資産運用・処分のお手伝いをしたいと考えていた。
人口減少に直面するこの国において、「不動産神話」は、完全に過去の遺物となった。資産、特に不動産の活用は、益々重要な意味を持つようになってくる。持っているだけでは、効率的なリターンを生み出してはくれないので、自ら、策を練って効率的な運用を心掛けた方が、より美味しい果実を得ることができる。また、今この国では、どこに大きな問題があるのか特定できないが、住居でありながら、全く使われていない「空き家」が急増している。これは、大きな社会問題であり、その所有者のみならず、住居を探している人たちにとってももったいない話だ。今後、宅建業者として、この「空き家」の活性化に努めたいと考える。
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