2009/05/12 16:05:52
道路が大事
数年前、ある人が相続した土地の売却依頼をいただいた時の話です。そこは地下鉄駅から徒歩圏内で結構な広さがある土地でした。しかし、人がやっと通ることができる通路はあるのですが、建物を建築する場合の接道義務を満たせない・奥まったところにある物件だったのです。せっかく親からいただいたものでも、なにも活用することができずに、駐車場にさえできず草ボウのまま寝かせておくしかないのです。税金はかかります。売却しようとしても、買い手はいません。サラリーマンなので、時間的な制約もあって畑にすらできませんでした。各役所にもいろいろ相談しましたが何もしてあげることができませんでした。今はどうなっているのでしょう。きっとまだたまに除草剤を撒く生活を続けているかもしれませんね。ちなみに近隣の家も接道していなくて数軒苦労している場所で、役所の方も気の毒そうに、でも法律でいたし方ないことを話してくださいました。物件を購入する時は、何よりも道路に接しているか・建築物を建てることができるかの調査がとても大切です。たまに隣接はちゃんと道路に接していて、お隣さんが隣地を買い増しして広げる場合、市価よりグッとお安くはなりますが買ってくれたり、大規模な地上げで助かる方もいるようですが・・・。あらたに購入ならとにかく道路がないと道はひらけません。
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