2009/07/13 10:08:28

土地の境界 今昔物語

 昨日は、女性部カトレアの会の勉強会でした。土地家屋調査士で、司法書士の資格もお持ちの先生をお迎えして、土地の境界について、仙台市の戦災復興後のこぼれ話・そして現在への影響などもりだくさんの内容でお話いただきました。充実した時間でした。
 特に、筆界特定制度がこのほど始まり、土地家屋調査士さんの仕事内容が、測量をメーンにしたものから、序所に変わりつつある時代のことを話していただきました。
 土地の境界は、今では、GPSを使った機械で測量するので、驚くほど誤差が少ないそうです。縄のび という言葉はもうなくなるのでしょうね。境界は杭を打たなくても、境を特定できる時代が近づくのかもしれない・・・。
 農民が、作付け面積を増やすため、早起きをして、田んぼのあぜ道を少しずつずらして自分の土地を広げた時代もありました。境界杭をそのままに、まっすぐだった畦を曲がった畦に作り変えて、畑を増やした実話を私はけっこうきいたことがあります。土地を取られてしまった方の嘆き節として聞くことの方が多いような気がしますが。

 次世代のちゃっかり屋さんは、地球規模で割り出す座標の正確さに、ごまかしがきかなくなってしまうことでしょう。力技で、自分の隣地との境を有利に獲得?したツワモノの武勇伝?も、これからはなくなりそうです。
 筆界特定や、測量技術の進歩で、土地の境界争いという、古くて新しい問題を、序所にではあっても減りそうな流れを作っています。正確に測量された資料を基に、減少したらいいですね。

 さて、昔の職人の測量技術のプロで、現代の機械の測量とほぼ同等の制度で計っていた偉人がいるそうです。映画化もされているそうな。
日本のプロフエッショナルな職人技術。何百年の時を越えても誇れる仕事をしてくれた先人の物語。興味の尽きない測量のお話でした。
 
  




会社概要

会社名
(株)ネクサス
カナ
グラントップ
免許番号
宮城県知事免許(2)0006306
代表者
引地 由花
所在地
9840032
宮城県仙台市若林区荒井2丁目18−10
TEL
代表:022-724-7780
FAX
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営業時間
09:30〜17:30
定休日
土日・祝 毎週水曜日午後
夏季・年末年始・大型連休
最寄駅
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